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UPDATE|2022/10/08

アイドルオタクを熱演・松村沙友理、元乃木坂46が語る『推し武道』の尊さ

松村沙友理 撮影/千葉タイチ



──ChamJamはライブハウスを中心のアイドルですが、松村さんはあまりライブハウスを経験してこなかったですよね。

松村 初期のZeppがあったと思います。

──撮影でファン側としてライブハウスを体験して、どう感じましたか? 

松村 客席に椅子がなくて大変だな、と思いました。基本的に立ちっぱなしになるじゃないですか。その分、アイドルとの距離が近くて、後列にいる(市井)舞菜の表情や細かい動きも見えるので、個人個人を観やすい環境なのかなと思います。

──自分も小さいライブハウスに出たかった、と思いましたか?

松村 うん。やってみたかったです。ただ、大きい会場で後列にいた時も、ファンの方は私を見つけてくれました。だって、確実に目が合っていたから。

──ChamJamは日本武道館を目指していますが、グループ時代の松村さんにとって武道館はどんな場所でした?

松村 あまりアイドルのことを知らないまま乃木坂46に入ったので、「武道館を目指す」という感覚がよくわからなかったんです。でも、初めて武道館に立った指原莉乃さんプロデュースのゆび祭り(2012年6月25日)で、すごいアイドルの方たちと対バンしたことで、「武道館はアイドルにとって夢の場所なんだ!」と感じることができたんです。

──あの時の乃木坂46はライブ慣れしてなかったので、終わってから悔しさを感じたメンバーも多かったと思います。

松村 自分たちが未熟だという自覚はあったし、お客さんも乃木坂46を知らない人ばかりだったので、みんなで話し合って「グループを覚えてもらうために、最初と最後のお辞儀だけは絶対にしっかりやろう」と決めていたんです。アイドルらしさやチーム力では勝てないけど、「乃木坂らしさ」を見てもらう隙間を探して、少しでもいい印象を持ってもらおうと思ってました。メンバー同士でそういったことをちゃんと話し合ったのは、ゆび祭りが最初だったのかもしれません。自分たちで考えてグループの魅力をアピールすることは、アイドルにとって大切だと思うけど、武道館でそれができたんです。


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