1月11日にTBS赤坂ACTシアターにて開催された「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」。人気でも運でもなく、歌唱力が一番高いのは誰かをガチンコで決めるこの新プロジェクト。立候補した155人の頂点に立ったのはSKE48の野島樺乃だった。3月25日に「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」ファイナリストLIVE」が開かれるのを前に、野島樺乃を直撃インタビュー。作曲家やミュージシャン、演歌歌手の名だたる審査員を唸らせた歌の実力はいかにして生まれたのか?
──まずは初代チャンピオン、おめでとうございます! 実際、優勝は狙っていましたか?
野島 ありがとうございます! でも「優勝するぞ!」とは考えていなかったですね。事前にインタビューされたときも2位か3位を目指していますって話していたんです。それは別に優勝したくないわけじゃなくて、歌を歌うのが大好きなので、順位よりもとにかく聴いている方々に歌が届けられたらいいな、インパクトを与えられたらいいなっていうのを考えていたんです。
──今回の企画でSKE48の新しいスターとして注目を浴びているかと思います。
野島 公演に出ると「前もキラキラしていたけど、より自信を持って踊っているね」って言っていただけるようになりました。前よりもツイッターやインスタのフォロワー数も増えて、たくさんの人に見てもらえるのも感じます。なので、もっと頑張らないといけないなって改めて思いますね。
──優勝して、周りの方の反応はどうでしたか?
野島 優勝してからの握手会では泣きながらレーンに来てくれた方や、歌を聴いて感動したからって初めて来てくれた方もいました。家族も喜んでくれましたし、メンバーだと(松井)珠理奈さんが最初にメールをくれてうれしかったです!
──SKE48ファンの中でも野島さんがここまで歌が上手いことを知らなかった人も多かったと思います。
野島 実はSKE48に入った当初、歌が得意とアピールしてきたんですけど、スタッフさんから「アイドルなんだから歌って踊れるのは当たり前でしょ」とツッコまれたことでちょっと自信をなくしてしまって。だけど今回優勝したことで、自信を持って特技は歌ですと言えるので、いい機会でしたし、この企画を考えてくださった方にも感謝しています。
──歌が上手だねと言われるようになったのはいつ頃からですか?
野島 SKE48に入ってからだと、「ゼロポジサマーフェスティバル」(2018年8月30日)というイベントでaikoさんの『カブトムシ』を歌ったんです。その後「鳥肌が立った」「あんなに上手だとは思わなかった」と、すごく反響が大きくて。あのイベントから歌を褒めていただけるようになりましたね。
──小さい頃から歌はたくさん歌っていたんですか?
野島 小学2年生から地元の合唱団に入っていたので、人前で歌うのは好きでした。今も家に帰ったらCMで流れている曲を歌ったり、お風呂の中では大声で歌っていますね。ちょっと近所迷惑なぐらい(笑)。