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UPDATE|2022/08/19

元AKB48・野中美郷 今だから言える卒業理由「すっきりしない気持ちのままいるのも違うな」

野中美郷 撮影/西邑泰和

2008年にAKB48に加入し、みちゃの愛称で親しまれていた野中美郷。2014年にグループを卒業し、現在、元AKB48の岡田彩花、鈴木まりやらが所属する1年間限定アイドルユニットSAISONに加入している。なぜ、再びアイドルとしてステージに立とうと思ったのか、そしてAKB48卒業後どんなふうに過ごしていたのか、話を聞いた。(前中後編の中編)

【前編はこちら】元AKB48 野中美郷が8年ぶりにアイドル復帰「レッスン終腰が痛くて、超ブランクを感じた」

【写真】アイドルユニットSAISONに加入した野中美郷の撮り下ろしカット【6点】

──野中さんは2014年4月22日にAKB48を卒業して、同年5月31日で所属事務所との契約も終了して、芸能界を引退します。卒業を決心した理由は何だったのでしょうか。

野中 今だから言えるんですけど……。2008年に研究生としてAKB48に入って、2010年に昇格したのがチームKで。次の組閣でチームBに入れ替わったんですが、その時に違和感があったんですよね。というのも、AKB48はチームによって色があるんですけど、チームBはアイドルチームのイメージがあったので、私はここじゃないだろうと(笑)。

チームKはかっこいい路線で、曲調も衣装も大人な雰囲気が多かったですからね。私は背が高いからブリブリの衣装も似合わないし、ちゃんと意味があってチームBに振り分けられたのかなって疑問を感じたんです。チームBで活動していた2年弱、その気持ちは変わらなくて、次の組閣があるって発表された時に、このタイミングで辞めようと。もちろんチームBでの活動も楽しかったんですけど、すっきりしない気持ちのままいるのも違うなと思ったし、私がいることで昇格できない後輩もいる。

誰かがポジションを開けないと入れないですからね。だったら、AKB48を好きなまま辞めたほうがいいなと思って卒業を決めました。私は芸能人になりたい訳じゃなくて、AKB48になりたくて入ったから、十分アイドル活動も楽しんだし、それで芸能事務所も辞めたんです。

──そもそもアイドルはいつ頃から好きだったんですか?

野中 私はモーニング娘。世代で、小学生の頃からハロプロが大好きでした。小学6年生の時にモーニング娘。の6期生オーディション(モーニング娘。LOVEオーディション2002)を受けたこともあったんです。でもハロプロのオーディションって中学1年生からしか受けられないんですよね。でもママが、私があまりにもハロプロのことを好きだから、ダメ元でも受けてみたほうがいいと。

私からしたら、応募資格もないのに受けるのが嫌で、泣きながら歌っている動画を撮影しました(笑)。それで応募したんですが、はがきで返信があって、「年齢が応募資格に達した時にぜひ受けてください」と。でも、そこからハロプロ熱は落ち着いたんです。

AUTHOR

猪口 貴裕


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