──最近のアイドルシーンに興味はあったんですか?
石田 ハロー!プロジェクトさんが大好きなので、『ハロドリ!』という番組は毎週録画して見てますし、最近もOCHA NORMAやハロプロ研修生のライブを見に行ってます。だからミーハーな動機で加入した訳ではないですけど、OCHA NORMAも出るTIFにSAISONも出られたのは純粋にうれしくて(笑)。ただアイドルシーン全体は追っていなかったですし、ハロプロさんも一ファンとして応援しているだけで、「振りコピしてみよう」みたいなこともなかったです。
──AKB48の卒業は、どういう理由で決めたんですか?
石田 卒業したのが約6年前なんですけど、卒業するちょっと前ぐらいから声優活動を始めていたんです。その前にも、「AKB0048」というアニメの主要キャストを決めるために、AKB48の中でオーディションをして、その中から選ばれた私も含めた9人で「NO NAME」というユニットでの活動もしました。その後も、個人で細々と声優活動をさせていただいたのもあって、AKB48と声優の二足のわらじだと、どちらの活動も中途半端になっちゃうと思ったので、声優に集中して活動していこうと決断して卒業しました。
──声優になりたい気持ちは、AKB48に入る前からあったんですか?
石田 アニメ自体は子どもの頃から大好きだったんですけど、声優さんになりたい気持ちはなかったです。中学2年生でAKB48に入ったんですが、なんとなく声優というお仕事は知っていたものの、どういう風になるのかも分からないし、私の声に特徴がある訳でもないし、自分にできるかも分からない。お芝居が上手い訳でもないから、何が何でも声優になりたいという感じではなかったです。でも声優の機会をいただいて、実際にやってみたら楽しかったので、それから意識するようになりました。
──そもそもAKB48に入ったきっかけは?
石田 当時は、ハロプロさんのことは知っていたんですけど、今のようにファンではなかったんです。アイドル自体に興味がなかったので、AKB48の名前すら知りませんでした。