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UPDATE|2022/03/17

元々お笑いが好き、松本穂香「『笑う犬』や『よしもと新喜劇』はいつも見てました」

スタイリング:李靖華 ヘアメイク:尾曲いずみ(STORM inc.) ライター:てれびのスキマ カメラマン:山本れお


――アドリブはありましたか?

松本 アドリブもありましたね。上に乗っかられたりとかビンタされたりとか。「そっすね」とかも台本以上にマウスピースをはずしたりつけたりして。リハーサルの 3 倍ぐらいやってたんじゃないですかね?(笑)

――コントで笑いを生むために大事なことは何だと思いますか?

松本 えー、なんだろう? 松尾さんのように、やりたいことやりたいようにやるってことですかね。楽しそうにやりたいことやってるっていうのが、もうそれだけで意味が分からない世界観だったとしても面白いなって思ってもらえて、響く人には響くだろうし。ふざけたことでも真面目にやってれば面白く見えるのかなあってずっと思ってたんですけど、それだけでもないなっていうのを今回やってみて感じたりもしました。いろんな面白さがあるんだなって。

――今回、どんな演出でしたか?

松本 監督もいらっしゃったんですけど、松尾さんもちょこちょこ演出してくださってましたね。松尾さんからは、始めは弱々しいトーンで言ってたセリフがあったんですけど、そこはもっと強く返したら向こうがシュンとなるからって。シュンってなる猿時さんが面白いからと。確かにそこまで想像しないといけないんだと思いました。すごく単純なことなんですけど、芝居をする上で、相手がどうなるかっていうのを想像して、自分の言い方を変えるっていう、めちゃめちゃ初歩的なことなんですけど。ちゃんとそこまで考えないと、単純に楽しい!っていうのだけでやってちゃ、面白いものもできないなとわかって勉強になりました。

――出来上がったものをご覧になったと思うんですけど、その感想は?

松本 ちょっと恥ずかしい(笑)。めちゃめちゃ自分がはしゃいでいるというか。台本に「忘我の境地」と書かれててたんですけど、普段のお芝居で、顔芸じゃないですけど、顔だけで表現することがあまりないので、「これ大丈夫かな、見た人にどう映るんだろう?」って。もちろん松尾さんとかはすごい面白いんですけど、自分の演技が面白くなってるかが客観的にちょっとわからなかったので、面白いって言ってもらえたらいいなって感じですね。

――最後に今回特にここを見て欲しいみたいなシーンは?

松本 「歌舞伎中継」だったら見得をきる寄り目。ただの寄り目かもしれないですけど、本当に何回も撮ったので見てもらいたいですね。あとは私のシーンというよりかはもう周りの方がすごくキャラが濃くて面白い。松尾さんの「スチームパンクおじさん」が私の“推しキャラ”です。あと「スニーキー狩り」は天海祐希さんの第2章につながっているので注目して見ていただければ。

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