──わーすたのメンバーって本当に仲良いですよね。これまで喧嘩したことなどもないですか?
坂元 ないですね。ライブのセットリストを決めるときに意見し合うことはありますけど、仲が悪くなるような喧嘩はしたことがないです。「喧嘩した方がいいじゃないか」ってときもあって、スタッフさんからも「腹を割って話した方がいい」と言われたこともありました。でも、腹を割って話すこともそんなにないし、自分でも何でこんなに仲が良いのか分からないです(笑)。
──そもそも坂元さんはどういう経緯で卒業を決めたんですか?
坂元 この日に決心しましたみたいなのはないですけど、ずっと一緒に切磋琢磨してきたグループが解散したり、先輩方の卒業を近くで見て、いつか自分にもそういう日が来るんだろうなってぼんやり思うことがあって。同じ年齢の子がカッコよく働いている姿を見て、私は守られてばっかりで意外と大人になれてないんじゃないかと思ったんです。10年間アイドルを続けられたというのは自信にも繋がったし、自立してもっと成長したいという想いが強くなりました。それに、贅沢なんですけど、アイドルのときにはできなかったような友達と気軽にカフェへ行くとか、メイクを気にせずに遊びに行ったりしてみたいなって。この決断が正解かは分からないけど、最大限できることはやりきったと思っているし、この決断に後悔はありません。
──個性豊かな4人のメンバーとの6年間の活動はどうでしたか?
坂元 やってきたことを振り返ると濃密だったんですけど、6年間と言われると「もう? 6年?」って感じがしてて。すごく中身の濃い、いい時間過ごしたなって思います。
──ファンの皆さんに伝えたいことはありますか?
坂元 なかなか会えないこんなご時世に卒業発表してしまって申し訳ない気持ちはあるんですけど、みなさんが応援してくれてたから、今の私たちはここまで成長することができました。私的にはファンのみなさんがいるから、これからのわーすたに不安は全然なくて。「わーすたのファンって素敵な人しかいないんだよ」って声を大にして言いたいくらい自慢の存在です。