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UPDATE|2021/09/09

わちみなみ、大反対だった親がグラビア仕事を認めてくれるまで「連絡を3カ月無視したことも…」

わちみなみ 撮影/河野優太



──そもそも明治大学を選んだ理由は何だったんですか?

わち 根が真面目なのか、いわゆるチャラチャラしたイメージの大学には少し抵抗があって、真摯でアカデミックな雰囲気がいいなと思って明治大学を選びました。遊び感覚で大学に通うのではなく、勉強に専念したかったんです。ただ、明治大学に通うには渋谷駅を経由しなくてはいけなくて、それが最初は嫌でした(笑)。

──渋谷に抵抗のある十代も珍しいですね(笑)。でも大学とお仕事の両立で大変じゃなかったですか?

わち むしろ大学を出て良かった、本当に親に感謝だなと思っています。グラビアだけではなく、そういう付加価値もないと厳しい世界だと感じています。最初は他の人に比べて芸能界に入るのが遅めだったから、「なんで大学に行っちゃったんだろう」って思うこともあったんです。でも『ドラゴン堀江』(※2018年から2019年に放送されたAbemaTV番組)など、お仕事にも繋がったし、ちゃんと勉強した意味もあったなと思います。

──ファッション誌も捨ててしまうレベルのエンタメ禁止令を出していたご両親は、芸能界入りするときにはどういう反応だったんですか?

わち 実は事後報告で……(笑)。『ヤングマガジン』に掲載が決まり、表紙にも小さく写真が載ることになって、さすがに内緒にできないと思って思いきって母に話したんです。「もしかしたら今日発売の『ヤンマガ』に出ているかもしてないけど、ちゃんと就活もしています」みたいな感じで。そしたら怒り狂ってしまって。

──えっ!?

わち 「どういうこと?」と聞かれて、言い訳や説得もしたんですけど、本当に怒り心頭で(笑)。「ちゃんと就活してよ!」とか「アルバイト感覚で、女子大生が軽い気持ちでやっていい仕事じゃない」と正論も言われました。それから毎日、説明を求める電話が20件ぐらいかかってきたんですけど、全部無視して。というのも、当時の中途半端な状態で話しても納得してもらえないだろうし、顔向けできないと思ったんですよね。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/河野優太


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