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UPDATE|2021/02/13

ビッグダディの娘からレスラーへ…林下詩美が語る苦悩からの脱却「SNSでいろいろ言われて…」

林下詩美 写真提供/スターダム 



「そうですね。最初はプレッシャーでしたけど、いまでは自分から『私はビッグダディの娘で、今、プロレスをやっています。ぜひ、見に来てください』と言えるようになりました。きっと、それはやっぱりたくさんの方にプロレスラーとして認めていただけるようになって、いまだったら『ビッグダディの娘』より『プロレスラー・林下詩美』のほうが勝つ、という自信ができたからだと思います。

それに私は『(林下)清志の娘』ということに誇りを持っているし、もっともっと、いろんな方向にプロレスを広めていきたいので『ビッグダディの娘』というフレーズがわかりやすいんだったら、それをアピールしていくことに抵抗はありません」

この境地に到達するまで2年半の月日を要した。やはり厳しいコロナ禍の状況を乗り越えて、昨年11月に『女子プロレス界のアイコン』こと岩谷麻優を撃破して、ワールド・オブ・スターダムのベルトを巻いたことで大きく心境が変化したようだ。

「チャンピオンとしてスターダムを引っ張っていかなくちゃいけないと思うし、これまでの歴史を背負って、新しい歴史を刻んでいかなくちゃいけない。10周年というタイミングで赤いベルトを巻いているのが、1期生の岩谷麻優でもなく、昨年の女子プロレス大賞のジュリアでもなく、この林下詩美だ、という現実を受け止めて、武道館に立ちたいです」

【後編】ビッグダディの娘からレスラーへ…スターダム・林下詩美が語る「女子プロレスが私を変えてくれた」はこちらから。
AUTHOR

小島 和宏


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