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UPDATE|2020/12/06

立憲民主党幹事長・福山哲郎議員に聞く、「地球温暖化問題」という議員としての原点

左から井上咲楽、福山哲郎 撮影/松山勇樹



井上 ちなみに、当時から政治家を目指していたんですか?

福山 全然ですよ。大学時代も自分でバイトして学費、生活費を全部出していたので。政治家どころじゃなかったのが本当のところ。まずはきちんと就職して、自分なりの生活の基盤を作りたいと思っていました。

井上 卒業後、第一志望の証券会社に入社されたんですよね?

福山 お! きちんと経歴を調べてくれたんですね。大和証券での仕事はすごく面白かったですよ。営業成績もトップに近い数字を出せて。

井上 めちゃくちゃ優秀ですね。でも、その後退職して松下政経塾に入ったのはどうしてだったんですか?

福山 それはちょっと誌面で語るには長くなりすぎるエピソードで。簡単に言うと、社会のことをもっと勉強したかったからです。大学時代も生活に追われていて、熱心に勉強する学生ではなかったので。今、振り返ってみると、本格的に勉強したのは松下政経塾に入ってからだったなと感じます。その後、大学院にも行き、多くの物事、多様な考え方を知り、たくさんの人と出会って、自分で役に立つことがあれば、政治の場に出ていきたいなと思うようになったんです。

井上 初めて選挙に出たとき、政治家としてこれをやろうと考えていたのはどんなことですか?

福山 実は僕、もう25年くらい地球温暖化の問題に取り組み続けているんですよ。初当選した直後もリュック背負って、世界中の気候変動の現場を見に行きました。

井上 そうなんですか。

CREDIT

取材・文/佐口賢作 撮影/松山勇樹


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