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UPDATE|2020/10/03

“先駆者”HKT48田島芽瑠、SNSを駆使してソロ仕事を展開「チャンスは自分で掴むしかない」

田島芽瑠



個人としての活動ではあるが、必ず肩書きには「HKT48」がつくし、ニュースになるときにも「HKT48の人気メンバーである田島芽瑠が……」という書き出しではじまるので、彼女が活躍することで、いろいろな場所で「HKT48」の文字が躍ることになる。田島芽瑠はそうなることで「新しいファンの方が興味を持ってくれる“入口”になれれば」と語るが、その一方で「まだまだHKT48の活動が本格化していないので、私が外の仕事で経験してきたことを、まだHKT48という場で活かすことができないでいる。それがちょっと歯がゆいですよね。ファンの方にも会いたいけど会えない、という状況がずーっと続いているし……」と唇を噛んだ。

すべては、HKT48のために。

これは連載の序盤でお伝えしてきた1期生の「グループのためなら損得抜きで動く」に相通ずるものがある。

ちなみに2期生はこの9月23日で加入から8周年を迎えた。

実は1期生とのキャリアの差は1年もない。CDデビューする際も、当時、まだ研究生だった田島芽瑠がセンターに大抜擢されているので、外から見ている分には余計に差を感じないのだが、本人たちにしてみれば、1期生とはとてつもなく大きな差があるのだ、という。

それは1期生がグループの立ち上げに、そして専用劇場のオープンに関わってきているから。ほかのことに関してはのちに追体験できるが、こればっかりはどうにも味わうことができない……と2期生は思っていた。

しかし、もうすぐ新劇場がオープンする。

当たり前のことだが、今回は2期生も立ち上げから関わることができるのだ。

「それって、すごいことじゃないですか? 劇団ノーミーツさんの旗揚げ公演に参加させていただいたことで、歴史の最初に立ち会える喜びと重みを知ったばかりなので、とてもうれしいです! しかも、前の専用劇場があった場所に近いじゃないですか? このあいだ、劇場名お披露目のステージに家から向かうとき『あぁ、この道のり、懐かしい!』って気持ちになりました。実際に足を踏み入れた瞬間も『帰ってきた!』ってなりました。広くて、新しくて、いいなぁ〜って」

AUTHOR

小島 和宏


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