──(笑)。海外での仕事という部分で、相談とか話をされることもありますか?
秋元 ハイ。海外を視野に入れてるメンバーもいるので。特に(大島)優子とは“こういうオーディションがあったみたいだよ”とか、海外の話をシェアしたりしてるのですが、“才加の個性はこういうところで活きるんだね”とか言ってくれたりすると、私ももっと頑張ろうって思いますね。
──AKB48を卒業された同期のみなさんもいろんな場所で活躍されてますが、お互いの存在が刺激になるのでは?
秋元 それはもちろんあります。優子は優子でドラマや映画で素晴らしい演技してるし、野呂佳代ちゃんはバラエティで活躍してるし、(宮澤)佐江ちゃんも舞台などで頑張ってるし、私は海外や日本で面白いお仕事をやらせてもらってる。ほんと、みんながそれぞれ違う場所で活躍しているのが刺激になります。同期のみんなで集まって、それぞれ違う場所で頑張ってここまで広げてきてるよって仕事の話をする会を定期的にしてるんですよ。
──そんな会があるんですね。
秋元 ハイ。そこで、バラエティは今こういう感じなんだとか、海外はこうだったとか話すんです。みんなでそういう話をしてるのがすごく楽しいですね。芸能のお仕事は辞めて主婦になってる子もいるし、ライバーやってる子もいるし。自分の知らない世界をみんなが経験してて、そんなみんなで集まって仲間として共有し合う、お互いにリスペクトがあるっていう関係がありがたいなと思います。
──なるほど。では、今回『山猫は眠らない8 暗殺者の終幕』に出演して、自分にとって大きなプラスになったことは何だったと思いますか?
秋元 すごく大きな経験だったし学んだ時間でした。先ほどお話しした、自分の意見を持つってこともそうだし、目力も自分の大きな個性なんだって分かったりしたし(笑)。あと、みなさんが思っているほど世界は遠くないんだなってことも思いました。意外と近いし、英語もネイティブな発音じゃなくてもチャンスはあるんだなって。たぶん、向こうの方は日本語訛りを求めているんですよね。なので、“変に上手くなられても困る”ってことも結構言われたんです。