──就職活動を辞めて芸能の道に進むのは、大きな決断だったのでは?
小鳥遊 最初は、不安や葛藤もありました。実は私、かなりのアイドルオタクで……。ライブを観るために毎週のように夜行バスで都内に通い、多いときには年間100回以上も訪れていました。自宅にはチェキが1,000枚以上あるんですよ。オタクで人一倍アイドルへの想いが強いからこそ、「歌もダンスも未経験の22歳」がアイドルを目指す厳しさは理解していました。
──にもかかわらず、#ババババンビへの加入を決めた理由は?
小鳥遊 #ババババンビが「就活を辞めてでも入りたい」と初めて思えたアイドルだったんです。事前に他のメンバーとの顔合わせがあったのですが、みんなが強い熱意を持っていたことも自分の背中を押した理由のひとつでした。お話をいただいたあとに家族にも相談し、最後のチャンスだと思ってチャレンジを決めました。
──家族が背中を押してくれたんですね。
小鳥遊 家族みんなが応援してくれているのですが、なかでもおじいちゃんが喜んでくれています。親族一同に電話をかけて「孫がアイドルデビューするからね!」と、言ってるんですよ(笑)。
──アイドルへの憧れはいつ頃から?
小鳥遊 覚えている限りで一番古い記憶は、ミニモニさんととっとこハム太郎のコラボ「ミニハムず」ですね。そのあと、小学校の友達に「ひらがなで『ようつべ(YouTube)』って検索すると動画が見られるよ」と教えてもらって、アイドルオタクへの道を突き進んでいきました。メンバーの誰にも見せたことがないのですが、ライブ中には「タイガー!ファイヤー!」ってがっつり声を出してコールもしています。