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UPDATE|2024/06/11

自給自足アイドルとして再出発したBiSが関東ツアーファイナルを開催、メンバーによる研究員への愛と感謝

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“自給自足アイドル”として再始動したBiS 撮影/大橋祐希

BiSが、6月9日(日)、東京・代官山UNITにて「We Gotta Go BiS TOUR」のファイナル公演を開催した。今年2月にアルバム「NEVER MiND」をリリースし、4月からは5人体制となり、かつ、メンバーがマネージャーも兼務する“自給自足アイドル”として再始動したBiS。約1か月かけて、関東のライブハウスを回った今回のツアーファイナルのチケットはソールドアウト。現体制のBiSの集大成と今後の方向性を示しながらも、研究員(ファンの呼称)と共に作り出す未来への期待値が高まる熱いライブとなった。

【写真】BiSが関東ツアーのファイナル公演を開催【16点】

開演前の影アナで、クレナイ・ワールズエンドが「最高にアチアチな空間を作っていこうぜ!」と会場を煽ると、後方までびっしりと埋まった研究員から、大きな歓声が上がり、代表曲「STUPiD」でライブはスタートした。コールやジャンプ、サビで両手を上げる振りや肩を組むシーンなども見られ、1曲目から会場に一体感が生まれると、「BASKET BOX」、「LAZY DANCE」、「LOVELY LOVELY」と新旧の人気曲やライブ定番曲を立て続けに披露。今回のセットリストのテーマ「ALL of BiS」が、最初のブロック4曲で見事に表現されており、研究員の熱気も一気に高まっていく。

特に、松隈ケンタ楽曲の中に組み込まれた、DOPING PANDAのフルカワユタカによる「LAZY DANCE」は、BiSの新たな魅力を引き出し、ミラーボールが回る演出もあいまって、今回のセトリの中で、ひと際、輝きと存在感を放っていたのではないだろうか。

最初のMCパートで、トギーがツアーファイナルへの意気込みを語ると、「Olenimorph, Ole」から次のブロックへ。ナカコーこと中村弘二(LAMA、iLL、NYANTORA、ex. スーパーカー)によるプロデュースで話題となった最新アルバム収録曲。この曲もまた、これまでのバンドサウンドとは異なるサウンドで、BiSの新たな表情を引き出す1曲となっていた。研究員達もじっと聴き入っていたが、次の「DESTROY」からは、再びコールやクラップが加わり、さらに、「thousand crickets」では、スクワットの振りで一体感が生まれ、ナノ3の「踊れー!」という煽りから「teacher teacher teacher」へと続いていく。このブロックも新旧の人気曲が絶妙なバランスで組み込まれたブロックとなっていた。

AUTHOR

南 喜一


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