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UPDATE|2024/03/05

『不適切にもほどがある!』宮藤官九郎が南沙織「17歳」オマージュに込めた想いとは?

『不適切にもほどがある!』公式HPより

脚本:宮藤官九郎、主演:阿部サダヲによるTVドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の第6話が、3月1日に放送された。(以下、放送されたドラマ第6話のネタバレを含みます)

【関連写真】第5話にゲスト出演したファーストサマーウイカ【4点】

前回のエピソードで、市郎(阿部サダヲ)と純子(河合優実)が阪神・淡路大震災に巻き込まれ、1995年に命を落としていたことが判明。それが確定した未来の出来事だとは分かっていても、市郎はなかなか愛娘の死を受け入れることができない。9年後にこの世から去ってしまう純子に対して、父である自分はどのように接すればいいのか。

そんな彼をみかねて、真彦(磯村勇斗)はタイムマシンの開発者・井上教授(三宅弘城)のラボに連れ出し、純子のいる昭和に戻るべきだと主張。市郎も残された時間を娘と大切に過ごすべきだと思い直し、自分がいた時代へと戻っていく。

井上教授によって今回明かされたのは、市バス型タイムマシンが走行するのは土曜日の一便のみであること。行きは早朝4時55分、帰りは3時55分。一週間に一度のタイミングで、過去と未来を自由に行き来できるのだ。今後このドラマは、昭和人が令和に、令和人が昭和にタイムスリップする頻度がさらに増えていくことだろう。

久々に純子と再会した市郎は、80歳の加藤茶に35歳の嫁がいるとか、萩本欽一が78歳で大学を中退していたとか、いろいろあって近藤真彦がレーサーになってたとか、昭和人ビックリの令和トークを披露。特に、『3年B組金八先生』でバリバリの不良役だった三原じゅん子が国会議員になっていたことは、インパクト大。純子もにわかに信じることができない。

そういえば映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、主人公のマーティが未来では元俳優のロナルド・レーガンが大統領になっていることを伝えても、全く信じてもらえないエピソードがあった。時代ギャップものとして、どうやら政治家ネタは鉄板らしい。

AUTHOR

竹島 ルイ


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