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UPDATE|2024/02/18

グラビア16年目・桐山瑠衣「グラビアをやっていてよかった、今もバストサイズは成長中です」

撮影/松山勇樹


――この世界に入る前からグラビアアイドルの存在は知っていましたか?

桐山 当時はイエローキャブの方々がテレビで活躍していたので、なんとなくの存在は知っていましたけど、詳しくは知りませんでした。

――グラビア文化に触れてなかったとしたら、当初、水着になることに戸惑いはなかったですか。

桐山 この世界に入る前に、海の家でアルバイトをしていたんですけど、「水着姿で売ってください」と言われて。ビキニの上にパーカーを着て、下はホットパンツという姿で接客をしていたんですが、それに何の疑問も感じず、むしろ自由な格好でいいんだとプラスに捉えていました。自分の胸の大きさが分かっていなかったので、水着になることへの恥ずかしさもあまりなかったんですよね。

――とはいえ撮影となると、また緊張感も違います。

桐山 撮影も平気でしたね。自分が思っていたよりも小さい水着を着ることもありましたけど、カメラマンさんの指示通りにポーズを取ることに抵抗感もなかったですし、事務所にも守られていましたからね。それに目の前の仕事をこなしていくことに精一杯すぎて、恥じらう余裕もなかったです。そういう素直な性格だったからこそ、今もこうやって続けられていると思います。

――この世界に入ることに、ご家族も賛成だったのでしょうか。

桐山 父も母も「瑠衣がやりたいことなら」と賛成してくれました。父にはそこまで詳しい活動は伝えていなかったですけどね。実家に住んでいたときに、イメージDVDのポスターが自宅に届いたことがあって。そのままリビングに置いといたら、父が帰ってきて、「何だこのちっちゃい水着は」と言われました(笑)。

ただ、だからと言って反対するでもなく、最近は分からないですけど、母はイメージDVDをリリースするたびに買ってくれていました。

――早くからバラエティや映画にも出演していますが。タレントや俳優になりたい気持ちもあったのでしょうか。

桐山 何も考えていなかったです(笑)。事務所の方に言われるがままオーディションを受けたら合格して、テレビや映画のお仕事をいただいて。楽しく活動していたら、コンスタントにお仕事が入ってきて、みたいな。

――デビュー当時から順風満帆だったんですね。

桐山 ただ23歳ぐらいのときに、「本当にこのままでいいのかな……」と思い始めて。当時は二十代半ばでグラビアをやっている人も少なかったですし、そのぐらいから「年も年だから」みたいなことを言われるようになったんです。事務所とも馬が合わなくなってきたなと感じる部分もあって、誰にも相談できないし、毎日のように枕を涙で濡らしていました(笑)。
AUTHOR

猪口 貴裕


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