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UPDATE|2024/01/02

『ゴールデンカムイ』アシリパ役に抜擢、演技派のイメージはいつから? 山田杏奈の女優人生を振り返る

「TAMA映画賞」で“最優秀新進女優賞”に輝いた女優・山田杏奈(公式Xより)



『ミスミソウ』以外にも、山田は2018年前後で目を見張るような活躍を見せている。例えば山崎賢人主演の医療ドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系)では、妊娠した女子高生の患者という難しい役どころを熱演。同ドラマの中でも特にいろいろな反響を呼んだエピソードなので、印象に残っている人も多いのではないだろうか。

またドラマ初主演作品『幸色のワンルーム』(ABCテレビ)が放送されたのも2018年。こちらは家庭内暴力や学校でのイジメによって生きる希望を失った少女・幸(山田)と、彼女を救った謎のマスク男(上杉柊平)の逃避行を描いた作品だった。

こうしてみると山田は、いろいろと壮絶な人生を送っている少女という役どころで重宝されているように思える。

さらに翌2019年には、MONGOL800の名曲をモチーフに制作された映画『小さな恋のうた』で歌声を披露。透明感に溢れながらどこか力強さも感じられる声が話題になっていた。そして山田はこの映画で、「第41回ヨコハマ映画祭」の最優秀新人賞を獲得。ちゃおガールではなく“女優”として賞に輝いたのは、これが初めてのことだった。

これらのことを考えると、やはり山田は2018年~2019年にかけての活躍で、実力派女優の仲間入りを果たしたのだと考えられる。その後彼女は『名も無き世界のエンドロール』や『荒ぶる季節の乙女どもよ。』といったさまざまな映画やドラマで、主役級の役に抜擢されるように。そして今年、主人公の凛を演じた映画『山女』で最優秀新進女優賞を獲得するに至った。

今年1月公開の映画『ゴールデンカムイ』ではヒロインのアシリパ(リは小文字)役を務めるなど、その勢いは留まることを知らない。“女優・山田杏奈”のさらなる活躍に期待しよう。

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