──吉岡里帆さん演じる主人公・廻の両親を演じられての感想をお願いします。村上 吉岡さんのお父さん役というのが素直に嬉しかったです。鶴瓶師匠か僕かということです。
森 私は吉岡里帆さん演じる廻の母親、常盤凪を演じました。元々、上田誠さんが主宰するヨーロッパ企画の舞台「サマータイムマシンブルース」が大好きで何度か観に行かせて頂いていたので、上田さんの描く、過去、現在、未来の世界に入れてとても嬉しかったです。
──撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
村上 現場の雰囲気にずいぶんと助けられたほどとても“いい空気感”でしたし、これからのエンターテインメントを築いていくであろう若い技術者たち(スタッフ)が多かったのですが、非常に頼もしかったです。
森 和気あいあいと色々なアイディアが飛び交っていて、刺激的な現場でした!
──共演者とのエピソードなどあれば教えてください。
村上 一方的にかもしれませんが、瑛太くんにはシンパシーのような尊敬のような気持ちがあるのですね。ふとした時間に瑛太くんと2人でふらりとコンビニにいきました。その間の映画についての会話は今でも胸に残っています。
森 吉岡さんは初共演ではじめましてだったのですが、とてもチャーミングな方で、5歳しか年齢は変わらないのですが本当の娘みたいに思えてきて可愛いな〜とじっとり見つめていました(照)。瑛太さんも初共演だったのですが、絶妙な表情のリアクションだったり台詞回しが本当に面白くて、一緒にお芝居をしていてとても刺激的で瑛太さんワールドに引き込まれました。
──奥さん役の森カンナさんの印象、共演されていかがでしたか?
村上 奥さん役の森さんには僕のお芝居が脱線しかけたときにホンの世界に引き戻していただいたので感謝していますし、この現場は“縁が縁を呼ぶ”という(共演経験ありとか)不思議なご縁が多く重なった現場だったのですね。森さんとも違う作品でご一緒したこともあり、すんなりと夫婦として写ったのではないかと思います。
──旦那さん役の村上淳さんの印象、共演されていかがでしたか?
森 村上さんはカットごとに毎回違うことをされたりとても自由な方なので(笑)、やっていてとても楽しいのですが、気を抜くことができないので要注意人物です!
──子供がタイムトラベルをして、両親の恋の馴れ初めを見てしまう!という内容ですが、もし、ご自身の身に降りかかったら?村上 もし虹郎くんが当時の馴れ初めを...想像すると恥ずかしいものですね。
森 聞いていた話と違う!とか、自分の想像していた両親よりこうだった。とかが色々あって面白そうですが、見ない方がいいことの方が多い気がするので、遠慮しておきます。近づかない!
──撮影現場で「村上さんと瑛太さんが似ている!」と話題になっていました。村上さん自身は、どのように思われますか?村上 ある種の“シンパシー”のようなものが、少し腑に落ちた部分は僕自身も確かにありました。瑛太くんがいかに役を構築するのかとか。それとキャメラがまわって“突発的”ななにかをしてしまう性質のようなものですか。ホンに書かれているキャラクターから逸脱してしまうかもしれないギリギリをトライしてみたくなる感じも言われてみたら“似ている”部分なのかもしれません。
──最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!村上 監督・スタッフ・キャスト全部署が、より良いものを視聴者にお届けするんだという気持ちで創りあげたのは間違いなく。あとは視聴者の皆さまが好きに楽しんでいただけたら幸いです。補足・トキコイに出れて良かったです。
森 自分のご先祖様達の行動の何かが違ったら自分は存在していない。その連続で自分が誕生していて今がある。そんな奇跡に思いを馳せながら、楽しんで見ていただけたらなと思います。
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