電話を終え、母親が作り置きした惣菜を電子レンジで温めながらも、気持ちが高まって涙が止まらない様子など、今田の演技も相まって視聴者も共感できる場面が多かっただろう。
もちろん4月クールの『ラストマン』で今田が演じた捜査官・吾妻のように、尊敬する上司に敬意を払い、パソコンを駆使してスマートに仕事をこなす姿も忘れがたい。映画『わたしの幸せな結婚』では、ファンタジー要素がありながらも明治・大正期を彷彿とさせ、政略結婚をさせられる設定から、今田が演じた美世の振る舞いは洗練されていた。
どの作品をとっても、今田が今年出演した作品はそれぞれに違う特性を持ったキャラクターで、1年を通して視聴者を飽きさせない多彩な演技を披露したといえる。『いちばんすきな花』はまだ中盤に差し掛かったところだ。まだまだ新しい今田の演技にも期待できるだろう。
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