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UPDATE|2023/11/11

松本若菜に泉里香、内田理央も…スターダムに駆け上がった『仮面ライダー』女優たちのぶっ飛び伝説

松本若菜初のフォトエッセイ『松の素』(KADOKAWA)

特撮作品はしばしば、若手俳優がスターダムに駆け上がるための登竜門となってきた。とりわけ平成の『仮面ライダー』シリーズは、オダギリジョーや佐藤健、菅田将暉、福士蒼汰など、数多くの才能を発掘してきたことで有名だ。その一方、近年では同シリーズから新世代の“女優”が羽ばたくことも目立っている。

【関連写真】多彩な演技で話題、松本若菜の撮りおろしカット

たとえば『仮面ライダー』シリーズ出身の女優のなかで、ここ数年目を見張る活躍を見せている人物といえば、松本若菜。現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)や、月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)などをはじめとして、話題のドラマに次々出演している。まさに“引っ張りだこ”と言うにふさわしいだろう。

松本は2007年に放送された『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)にて、佐藤健演じる野上良太郎の姉・愛理役でドラマデビュー。物語の重大なカギを握る役どころで、柔和な雰囲気を醸し出しつつ芯のある演技が注目を集めた。

その後も女優としてのキャリアを積んできたが、役者人生の転機を迎えたのは、40代を目前に迫った2022年。同年4月期のテレビドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)で深山明人(尾上松也)の妻・美保子役に抜擢されると、顔芸を含めた怪演ぶりで視聴者に強烈なインパクトを与えたのだ。

特に印象深いシーンが、第1話で見せた“たけのこニョッキ”攻撃。庶民の分際で上流階級に飛び込んできた主人公の佐都(土屋太鳳)に対して「ずうずうしく人の家にのこのこのこのこ、ニョキニョキニョキニョキ、タケノコタケノコニョッキッキと生えてきやがって!」と詰め寄るシーンは、あまりにも怪演すぎて、共演者の松下洸平が“松本劇場”と名づけたほどだったという。

その演技はSNS上でも大きな注目を集め、松本は「Yahoo!検索大賞2022」俳優部門で見事1位にランクイン。デビューから苦節15年、意外なチャンスをつかんだ瞬間だった。


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