日本最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ2023」(TGS)が、9月21日から24日にかけて、千葉県・幕張メッセにて開催された。「ENTAME next」では同イベントで見つけたコスプレイヤーさんにインタビュー。今回お話しを訊かせてもらったのは、コスプレイヤーの龍さん。コスプレを始めてから人生が変わったとのことで、始めたキッカケなどについてお話を伺いました。
【写真】「男装のポイントはポーズで腰を反ること」龍さんのコスプレ撮り下ろしカット【7点】――コスプレできるイベントには、よく参加されるんですか?龍さん 池袋でよくやってる「acosta!」とかによく行きますね。コスプレを始めたのは5年ぐらい前で、交流をするのも好きです。
――今日のコスプレは?龍さん 『原神』のレザーというキャラクターです。男の子ですね。
――なぜレザーのコスプレを。龍さん 『原神』だと主人公のソラくんも推しなんですけど、2番目の推しがレザーくんなんです。性格も好きなんですけど、ビジュアルが可愛くて。
――コスプレのポイントはありますか?龍さん アホ毛がちゃんと立つように、ウィッグを頑張りました!
――男装をするときのポイントを教えてください。龍さん ポーズを取るときに腰を反ることです。腰を反ると、男の立ち方みたいになるらしいってネットで見ました(笑)。今日も撮ってもらっているときは腰を反ってました。次の日は腰が筋肉痛になっちゃうんですけど。
――普段から男装をすることが多い?龍さん 多いですね、男の子になりたいって気持ちが強くて(笑)。
――男装にハマったキッカケはあるんですか?龍さん 元々、推しになりたいって気持ちが強いからですかね。推しって憧れとかカッコいいとかあるじゃないですか?その方に近づきたいって気持ちから、コスプレを始めたんです。推しの格好をしているときは、自分じゃない別人でいられるみたいな。
――なんでそんなに推しになりたいんでしょうか。龍さん 自分のことが好きじゃないんですよね。でも、推しは好きじゃないですか?だから推しになりたいっていうのは、自分を好きになるための行為のひとつなのかも。なんか深い話しみたいになってきちゃった(笑)。
――哲学みたいな。龍さん 自撮りとかも全くしないんです。コスプレ以外でカメラを向けられると、気分が悪くなっちゃって、周りの空気を悪くしちゃうんですよ。でもコスプレするときはカメラで撮られるのもウェルカムみたいな。
――不思議ですね。龍さん 自分でも分からないんです。多分、自分の顔が嫌いなんですよね。ブスな顔を記録に残したくないっていう(笑)。