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UPDATE|2023/10/18

『時をかけるな、恋人たち』第2話 10年先の彼女は本当にタイムパラドックスを生み出さない?

『時をかけるな、恋人たち』ポスタービジュアル(公式Xより)


調査の結果、ヒロキはキョウカ(鳴海唯)という学校教師と過去に駆け落ちしていたことが判明する。このままでは2人は一緒になることができない。辻褄を合わせることが得意な廻は、ここである提案をする。ヒロキは元いた時代に戻り、キョウカはさらにその10年後の未来に行く。10年も経てば、教え子と駆け落ちしてしまった学校教師という倫理違反もほとぼりが冷めているだろうし、10歳差の2人はちょうど同い年になって、新しいスタートを切れるというのだ。

えーと筆者もあまりよく分かっていないんだが、未来人が勝手に過去に行ってしまうと、あるべき未来に影響を与えてしまうから、タイムパトロール隊が取り締まっているんですよね?同じ理屈で、未来人がさらに未来に行ってしまうと、あるべき過去に影響を与えることにはならないんだっけ?

キョウカ先生の行動によって<原因>が発生し、<結果>が生まれる。だが廻の提案に乗っかってしまうと、10年という時間が失われることになり、本来ならば発生していたはずの10年ぶんの<原因>も無くなってしまって、因果関係がおかしなことになってしまうのではないか。…いや、この失われた10年もすでに運命として決定づけられているのか?頭がこんがらがってきた。タイムパラドックスは脳に負担が大きすぎる。

ラストで、翔はリリリーに結婚しないことを告げると、彼女は自信満々に「私は結婚する」と宣言し、翔と廻のスコアは0%であると伝える。完全シミュレーションAIの判定を覆して2人は結ばれるのか?そもそも過去人と未来人が結ばれる方法はあるのか?引き続き、第3話以降の<恋の超展開>に超期待であります!

【あわせて読む】『時をかけるな、恋人たち』ヨーロッパ企画・上田誠が放つ、時空を超えたSFラブコメディの魅力
AUTHOR

竹島 ルイ


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