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UPDATE|2023/09/01

コスプレイヤーにも中国産ゲームのブームが到来?『崩壊:スターレイル』のコスプレが増加したワケ

コミケで『崩壊:スターレイル』主人公(女)のコスプレをした千阳さん(@tokio0131)撮影:ごい

コミケといえば、その時々に流行っているアニメやゲームなどのカルチャーが反映されるもの。8月12日から13日にかけて、東京・国際展示場にて行われた「コミックマーケット」(C102)では、いわゆる“中国産ゲーム”のコスプレが人気でした。

【写真】コミケ2023、コスプレイヤーさんたちのフォトギャラリー【54点】

特に、「PlayStation Partner Awards 2022 Japan Asia」にも選出されたゲーム『原神』のコスプレは例年よりも増えた印象。コンシューマー向けにも展開されているため、プレイしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

意外だったのは、現時点でPCとスマートフォン向けにしか展開されていないゲームにも関わらず『崩壊:スターレイル』のコスプレする人が多かったということ。同作は、『原神』や『崩壊3rd』といったタイトルを有するmiHoYoからリリースされているゲーム。いわゆるパラレルワールド設定で、異なる世界ではありますが、似たようなキャラクターや設定世界観が共有されています。『原神』を知っていれば、『崩壊3rd』や『崩壊:スターレイル』をプレイしたときに、こんな設定が活かされているんだと気づくので、ファンにとってもうれしい要素のひとつでしょう。

つまり、元々ファンを多く獲得していたタイトルを持つ会社が、さらに別のゲームを配信するとなれば、ファンの食指が動くのも当然。『原神』ファンの一部が『崩壊:スターレイル』をプレイして、そこから転じてコスプレとして表現する人も増えているのではないかと思われます。

また、miHoYoは中国を拠点に置く会社ですが、いわゆる“中国産のゲーム”が日本で人気というのも、『崩壊:スターレイル』のコスプレをする人が多かったことの理由かもしれません。この“中国産ゲーム”人気の潮流は、2017年に日本で配信開始された『アズールレーン』で顕著になり、その後のコミケや類似イベントでも“中国産ゲーム”のコスプレをする人は増加の一途を辿っている印象です。

そんな中国ゲームの最大の魅力は、何といってもゲームに登場するキャラクター達の可愛らしさ。人目で分かるキャラクターや衣装の派手さが、コスプレイヤーに刺さっているではないかと推測されます。最近だと「アトリエ」シリーズの主人公・ライザの太ももが素晴しいということで一部で話題になっていますが、“中国産ゲーム”もそういったフェチ心くすぐるような要素が、衣装やキャラクターに多いのです。

シナリオやゲーム性がいいから人気なのは当たり前なのですが、そこにさらに衣装やキャラクターの造形美が加わると、コスプレも増える。今回のコミケも、そういった背景があったからこそ『崩壊:スターレイル』のコスプレイヤーが増えたのではないでしょうか。

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AUTHOR

鳥羽 竜世


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