写真集の撮影は東京・京都を舞台に二泊三日で行われた。
「ハードスケジュールだったので、正直言うと体力的にきつかったです(笑)。でも撮影現場の雰囲気や、スタッフさんとの関係性が素晴らしくて、楽しく撮影ができました。カメラマンのHIROKAZUさんも優しい方で、いろんな表情を引き出してくれるんです。おかげで、いろんなシチュエーションがあったんですけど、常に自然体で、かわいい表情を撮っていただけました」
衣裳のバリエーションも豊富で、キュート系からセクシー系まで、様々なウンジを楽しめる。
「オールドルックなワンピースや浴衣など、普段は着る機会のない衣装が多くて、すごく貴重な体験でした。特に印象的だったのがウェディングドレスを着て、東京のど真ん中を走り抜ける撮影で、予想もしていなかったシチュエーションが新鮮でした。また桜の下で、みんなで散った花びらを頑張ってかき集めて、その花びらを口で吹いて撮影したカットも、楽しい思い出として心に残っています」
京都にある有形文化財に登録された銭湯の撮影では予想外のハプニングに見舞われた。
「町の銭湯に行くこと自体が初めてだったんですけど、漫画やアニメに出てきそうな風情のある空間で、かわいく撮っていただきました。ただ町中に『有名な韓国の女の子が来る』という情報が広まっていたみたいで、銭湯の前に大きな太鼓が設置してあって、私たちが到着したら太鼓を鳴らして大歓迎してくれたんです。子どもたちにサインをねだられて、スター気分を味わうことができました。子どもたちには見せられないセクシーな撮影なのが申し訳なかったですけど(笑)」
表紙の写真は一目見たときからビビッときた。
「ピンクが大好きなんですけど、一緒に添えられている花がピンク色だったので、一番目を惹きましたし、表情も気に入っているので、この写真を最終的に選びました。ただ1枚1枚の写真に思い出が詰まっているので、選ぶのが難しいなと感じました。今回の写真集は、今までやってきたグラビアのお仕事の集大成でもあるので、素敵な日本の景色に溶け込んだ自然体の私を見てほしいですね」
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