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UPDATE|2023/08/17

「ミスマガジン」グランプリ・瑚々「グラビアとモデルの違いは布の量ぐらいだと思っています」

撮影/武田 敏将


「まさかグランプリを獲れるとは思っていなかったんですけど、オーディションを通して成長できたなという実感はありました。今年3月に高校を卒業したんですけど、今は高校生のときの自分とは180度違う人生を歩ませていただいているので、大きなターニングポイントになりました。

グラビア活動に関しては、最初から抵抗感もありませんでした。私のグラビアに対する考え方は、いかに自分の体を美しく綺麗に見せるかということ。モデル活動との違いは布の量ぐらいだと思っているので、大きな違いはありませんし、お洋服を着て撮影するときに『グラビアっぽくなってるよ』と言われることもあります。ただ理想の体型はモデルとグラビアでは違うので、ジムでトレーナーさんに教えてもらいながら、お仕事に応じてボディメイクのやり方を使い分けています」

「ミスマガジン2022」の6人が主演を務める映画『さよならエリュマントス』で演じるのは、あちこちでドサまわりをさせられているチアリーダーズ「エリュマントス」のメンバー・ココ。

「大野大輔監督が自ら書いた脚本を初めて読んだとき、ちゃんと6人のことを観察した上で、それぞれのキャラクターを作り上げたホンだなと強く感じました。それぞれ、どこかしら自分に近い部分があるんですよね。私とココの共通点は、しれっと行動力があるところ。

ココはメンバーに内緒でオーディションを受けて合格、グループを辞めて上京しようと画策しますが、思い立ったらすぐ行動というのは似ていますね。特に親と電話で言い合いをするシーンは、自分に近いなと思って。もちろん映画だから誇張はあるんですけど、誰にも見せたことのない家族に対する態度は素の私に近かったので、『大野監督には私の何が見えていたの?』って怖くなりました(笑)」

大野監督は多くを語らず、役者に委ねるタイプの演出だった。

「大野監督はあまりこうしてほしいなど言ってくれるタイプではなく、正直モヤモヤすることもありました。役者として、大野監督の見ているビジョンに合わせたいんですけど、上手く汲み取れないこともあるし、合わなかったときの反応が鈍いんです(笑)。でも、私が提案したちょっとしたアイディアを褒めてくれて、採用されることもあって。

大野監督の意図にハマったときはうれしくて、やりがいを感じました。完成した作品を観て、こういう世界観で撮影をしていたんだと気づくことも多かったですし、改めて大野監督に尊敬の念を抱きました」
AUTHOR

猪口 貴裕


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