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UPDATE|2023/07/31

『転職の魔王様』“迷えるヒロイン”役の小芝風花「悩みなく生きている人なんていない」

写真提供/(C)カンテレ


――そんな絶対的な信頼を寄せる来栖を演じる成田さんとは、初共演です。成田さん本人の印象や、現場での様子は?

小芝 主演としての存在感がしっかりあって、現場に安定感や安心感を与えてくれる存在です。役柄としての来栖さんは強い人だけど、成田さん本人はとても柔らかな方で、すごく面倒見がいい人。私や年下のメンバーの世話を焼いてくれるほか、健康に関することが好きみたいで、いろいろと教えてくれます。それにアドバイスだけじゃなく、この前「こういう時に、お腹が痛くなる」という話になったら、「このアロマがいいよ」とわざわざ持って来てくれたとか…。とっても優しい人で、来栖さんと同じように信頼感を覚えますね。

――来栖には“「飲食店選び」のセンサーが壊れている”というキャラ設定があり、おいしくない店ばかり選んでしまいます。同じような“困りごと”や、「このジャンルの自分の勘は、アテにならない」と思っていることはありますか?

小芝 左右の2択がダメですね。撮影スタジオなどでも、トイレを出た時に、右か左かの2択を“絶対”ってくらい間違って、元居た場所に戻るのにフロアをぐるっと一周することになるとか(笑)。車を運転しないせいか道を覚える感覚も全然なくて、行きに「右に曲がって、次に左に曲がった」としたら、帰る時にはもう「右? それとも左? どっち?」となってしまうんです。

――個人的にその感じ、すごくわかります。方向感覚のセンサーが壊れていると、左右どちらから来たかわからなくなるので、来た道を戻れない…。

小芝 そうなりますよね!(笑)地図がないと、たどり着けない。でも地図を回しちゃうから、また右と左がわからなくなって…。地図アプリのある時代で、本当によかったです。スマホがないと、どこにも行けません。

ただ地図アプリも、行きたい場所を常に上に固定してくれれば迷わないんですけど、別の位置に表示されると「ここからは右なの? 左なの?」って…。スマホを地図と同じように回すと、画面も動いちゃって「もう無理―!」ってなる時もあります(笑)。
AUTHOR

鍬田 美穂


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