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UPDATE|2023/07/23

市川美織“再デビュー”は偶然誘われて、世界で人気のDJとレトロ・ポップ・ユニットを組んだ舞台裏

市川美織 撮影/荻原大志


──けれども、Night Tempoさんにとっては、ユニットのカラーにぴったりマッチしていたようです。

市川 アイドルとして歌ってはいましたが、本気で歌手として活動していた経験はなかったですから…音楽ユニットのメンバーとしてデビューすること自体も全然考えたことはありませんでした。でも、FANCYLABOはプロのアイドルとして土台があって、このユニットが求めるカラーに即戦力でマッチする人を探していたそうです。歌も卓越した歌唱力があればいいという訳ではなくて、クセのないボーカルをNightTempoさんが求めていました。「そんなに上手くないけど大丈夫ですか?」って聞いたら、私の過去の楽曲も聞いてくれていて「全然クセもないし自信を持ってください」って答えてくれました(笑)。

──どんなところがFANCYLABOにマッチした、と思いますか?

市川 ユニットに新メンバーを入れることは構想で決まっていたそうですが、その時に矢川葵さんと雰囲気の合う人でないと、という条件があったようで。他にも候補の方がいたのですが、一番ぴったりだったのが私だったそうです。初めて彼女に会った時、華奢で女の子らしい透明感がすごくって、ずっと年下の人だと思ってたんですよ。だからこんな若い子と一緒にできるんだろうか…と内心思っていたら、実は同い年と聞いてびっくりで!

私も29歳になりましたが、今でも体格と小顔のおかげで若くというか、子どもっぽく見られるじゃないですか(笑)。同い年で華奢で、初々しさを持っているアイドル経験者同士ということで、共通点を感じ取ってもらえたのかなと思います。お互い、こんなにも似た人が世の中にいたんだ!っていう驚きの出会いでもありました。

──実際に矢川さんと一緒に活動してみて、印象はどうでしたか?

市川 葵ちゃんはすごく物静かで、陽気な私とクールな彼女で、ちょうど正反対の個性がかみあっている感じです。でも内面は似ているところもあって、可愛いものが好き同士ですね。彼女は(サンリオの)バッドばつ丸が好きだそうで、またちいかわの話で盛り上がったりしています。

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