──話すことは用意していたんですか?
山崎 1日目は話すことを決めて一方的にしゃべってる感じだったんですけど、2日目からはお客さんとコミュニケーションを取りながら進めました。
尾関 お客さんとのコール&レスポンスがちゃんとできててビックリしました。私だったらステージの後ろに下がっちゃうんじゃないかな(笑)。
──「武蔵の森総合スポーツプラザ」という言葉が出てこなくて、お客さんに言わせたのもナイスプレーだったと思います。
山崎 イヤモニからスタッフさんの声が聞こえなくて、「お客さんに聞いちゃえ」と思ったんです。
──尾関さんから見て、3周年ライブ武道館での2期生の活躍はどうでした?
尾関 新たに振り入れする曲が多いのに、よく対応してくれたと思います。21人のフォーメーションでパフォーマンスできたことで、やっぱりオリジナルの形がいいなと思ったし、1期と2期生の距離が縮まりました。何曲振り入れした?
山崎 5曲です。
──もっとも苦戦した曲は?
山崎 『黒い羊』は苦戦しました。練習する時間が足りなかったので、ダンサーさんの映像を観ながら自主練習して。
尾関 前日の公演終わりに場当たりをしたんですけど、他の曲とは違う独特な空気感がありました。そこでTAKAHIRO先生からお話があって、全員が1つになったのかなと思います。
山崎 最初は1期生と2期生の間に意識の差があって。1期生の方たちは単純にダークな空気感というわけじゃなくて、1人ひとりの設定をしっかり考えてるんです。2期生がこの楽曲に参加することがふさわしいのかも悩みました。でも、TAKAHIRO先生が演出の意図を話してくださって。MVを観ただけじゃ伝わらないことも理解できたので、あの時間は私にとっても2期生全体にとってもすごい大きな出来事でした。上手く言えないけど、欅坂46に入ってなかったら感じることのできない時間だったと思います。