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UPDATE|2023/05/10

“サイゼリヤ警察”が長年の活動に終止符、呼び間違いの過度な指摘は「日本語がやせ細る」懸念も

千原ジュニア (C)Abema TV, Inc.

毎週日曜正午より「ABEMA NEWSチャンネル」で生放送されている『ABEMA的ニュースショー』。7日(日)の放送では、「サイゼリヤ警察」を名乗る男性を取材した。

【写真】サイゼリヤ警察が活動終了を宣言、ほか番組カット【4点】

イタリア料理チェーン店・サイゼリヤを「サイゼリ“ア”」と誤称する人を対象にTwitterでパトロールし続け、3年5ヶ月の間に4万4,000件以上を“検挙”していた「サイゼリヤ警察」の男性。

ここまで男性を突き動かしたきっかけとして、「付き合っていた彼女に『サイゼリ“ア”』と言ってしまったら口論に発展し、そのまま別れることになった。彼女が4年間サイゼリヤでバイトしており、その経験が人生の糧になっていたことを知らなかった」とかつての後悔を口にした上で、「たった一文字の間違いだけで、大きな事件になってしまうことはあり得る」と語気を強めた。

だが今年4月に活動に終止符をうつことを発表し、Twitterでトレンド入りするなど大きな注目を集めた。引退理由として、「テレビでサイゼリヤの会長が『“サイゼリヤ”でも、“サイゼリア”でも、どっちでもいいんです』と語っていた。それならば、私の存在意義はない。これを知った時は今までで1番落ち込んだ」と明かす。

「サイゼリヤ」のような呼び間違えをしやすい単語について、国語辞典編纂者の飯間浩明さんは「固有名詞ではない外来語を辞書に掲載する場合、どちらが多く使われているかが基準となる。結局はどちらを使っても間違いではない」と解説した上で、「日本語は“通じるかどうかが大切”というような、懐の深さがある。『“ア”と“ヤ”のどちらにするか警察』をしすぎると、日本語がやせ細ってしまうだろう」と指摘した。

番組MCを務めるお笑い芸人の千原ジュニアは「やせ細っていかないように、言葉に寛容でいましょう。俺は千原ジュニ“ア”でも、ジュニ“ヤ”でも、どっちでもいいです」とコメントし、笑いを誘った。

また番組では、イギリスのオーディション番組『Britain’s Got Talent』に出演し、大爆笑をかっさらった、お笑い芸人のとにかく明るい安村の話題を紹介。お笑いコンビ・FUJIWARA 藤本敏史は、「安村は“フジモン軍団”の一員。本人からも『人生で1番ウケた』と聞いていたけど、俺は『それほどでもないやろ』と思っていた。だが、俺が思っているより4倍もウケていた」と称賛。

続けて、「英語がわからない中、イギリスは紅茶文化だから『ティー』と応じていたら、それがめっちゃウケたと言っていた」と話すと、千原は「チョコレートプラネットのパクリやん」と鋭く指摘。藤本は「俺も安村にそう言った。想像以上にウケたから、頭が真っ白になって『ティー』と連呼していたみたい」と代弁した。

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