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UPDATE|2023/03/22

女優・畑芽育が複数の人格を持つ女子高生役に「竹内涼真さんの熱量の高いお芝居に圧倒された」

畑芽育 撮影/西邑泰和

映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』など注目作に出演が続く女優・畑芽育が、3月24日(金)20時からテレビ東京系でオンエアされるサスペンスドラマ『ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者』に出演する。沢村一樹が主演を務め、竹内涼真が解離性同一性障害(DID)の青年を演じることでも話題の本作で、畑が演じるのは沢村演じる元刑事の一人娘で、同じくDIDを抱える女子高生・獅子舞音。難役に挑む畑に本作について話を聞いた。

【写真】『ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者』に出演する畑芽育と場面写真【9点】

元刑事で今は専業主夫の獅子舞亘(沢村一樹)と解離性同一性障害(DID)の青年・元村周太(竹内涼真)が、とある連続誘拐事件に関わることで始まるサスペンスドラマ『ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者』。畑演じる獅子舞の娘・音もDIDという設定だが、台本を最初に読んだ印象を「難しいだろうなというのが率直な感想でした」と語る。

「実際にDIDで苦しんでいる方々がいると思うと、それを自分が演じきれるかという葛藤はすごくありました。何回読んでも自分がうまく演じられる想像がつかなかったんです。でも、音にとってDIDは大きな壁ではあるけれど、基本的には普通に反抗期なところもある素直な女子高生なのかなと。まずは、そこを大事に演じられたらと思いました」

撮影を重ねるなかで、音としての感情が自然と引き出された部分もあったという。

「台本を読んでいるときは、音の寂しさやつらさをどういう風に表現したらいいのかなと考えていたところもあったんですけど、実際に演じていると無性に虚無感みたいなものに襲われるときがあって。それは、沢村さんや竹内さん、監督といった周りの皆さんがそういう空気感を作ってくださった影響もあると思うので、すごく感謝しています」

沢村、竹内ともに本作が初共演。事務所の先輩だという沢村には「テレビで観たままだ!」という感動があったという。

「ドラマ自体が難しいお話だから、どういうテンションで話しかけたらいのか不安で緊張してたんです。でも、本当にテレビで観たままで! すごく気さくだし、優しく接してくださって。父親のように温かい沢村さんには音として引き出されるものもたくさんあり、すごく助けてもらいました」

そんな沢村には「韓国の女優パク・ウンビンに似てる」と言われたという。

「同じような透明感があると言われたんですけど、私より長く役者人生を歩まれている方に、そうやって褒めていただけるのは純粋にうれしかったです。ネガティブに考えちゃうタイプなので、先輩からの褒め言葉はそれだけで自信に繋がりました」

一方、同じDIDという症例を抱える役を演じる竹内にはリハーサルから圧倒されっぱなしだったと振り返る。


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