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UPDATE|2023/02/04

元CoCo宮前真樹が20年ぶりにライブ開催、ribbon、Qlairら乙女塾出身メンバーと共演

宮前真樹 Fumihiko Ohyama(idolshot)



続いて、CoCoの元メンバー三浦理恵子からのビデオメッセージを挟んで、次のブロックへ。ここでは、宮前とゲストの森下純菜、中川雅子、田中有紀美の4人が白いオリジナル衣装を纏って登場し、『はんぶん不思議』、『乙女のリハーサル』、『雨のジェラシー』、『無敵のOnly You』といったCoCoの人気曲を歌った。CoCoに入りたかったという森下、元TDP DASH!!の中川、元Melodyの田中と宮前によるCoCo楽曲のパフォーマンスは、当時からのアイドルファンにとっては感慨深いものがあっただろう。

途中のMCでは、宮前が、今なお現役でアイドル活動を行っている森下のライブを観たことがきっかけで、もう一度ステージに立ちたいと思ったという話が印象的だった。

そして、ライブはいよいよ終盤戦に突入。最後のブロックでは、当時、『アイドルオンステージ』などのテレビ番組で、宮前のバックで踊っていたというスクールメイツのメンバー2人を従え、新曲『happy lucky days』を披露。可愛らしいアレンジの王道アイドルソングで、ライブ映えする1曲だ。そして、『お願いHOLD ME TIGHT』、『君を行く』とCoCoナンバーが続き、『シャボンのため息』でライブ本編は終了した。

続く、アンコールは、ゲーム「ストリートファイターⅡ」春麗のテーマソングだったソロ曲『夢へのポジション』でスタート。当時の宮前の春麗の衣装姿を思い浮かべながら聴いていたファンも多いことだろう。そして、「次が最後の曲です」と紹介しようとしたところで…ゲストと共にサプライズのバースデーケーキが登場し、ほっこりとする一幕も。そのまま、昼の部のゲストだった山口リエも加わり、CoCoのデビューシングル『EQUALロマンス』でアンコールも終了。最後の最後にこの曲を持ってくるというファン心理をくすぐる全20曲のセットリスト。懐かしさと新鮮さが混ざったような夢見心地な2時間半。最後の最後まで、観ている全員にとことん楽しんでもらいたい、そして、宮前自身もアイドルをとことん楽しみたいという、ポジティブな思いが溢れるライブだった。

今回は情報を掴み切れなかったファンやチケットが取れず悔しい思いをしたファンも多かったことだろう。しかし、そんな「まきボー」推しは安心して欲しい。間もなく、CD『Waltz』を引っ提げてのインストアライブツアーが開催される。2/5、東京の新星堂エンタバアキバ。2/18、名古屋のヴィレッジヴァンガードパルコ。そして、2/19、大阪のTSUTAYA戎橋店の3か所(※詳しくはidolshotのTwitterでチェックを)。チャンスはあと3回ある。本人は「このインストアが終わると私のアイドル風味期間も終わります。たぶんきっと最後」と語っているだけに、是非とも、最後のインストアライブで、アイドル宮前真樹の姿を目に焼き付けて欲しい。

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AUTHOR

南 喜一


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