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UPDATE|2022/12/19

日向坂46が恒例クリスマスライブで観客を魅了、二期生・宮田愛萌の卒業で涙も

日向坂46「ひなくり2022」 撮影/上山陽介



ライブも後半戦に突入すると、メンバーたちがかわいらしいサンタクロースの衣装を着てステージに登場。富田鈴花、高本彩花、山口陽世の振り付けでダンスレクチャーをし、そのまま『HEY!OHISAMA!』をパフォーマンス。

続いて加藤史帆のセンター曲『君しか勝たん』。きらびやかな幸福感のあるサウンドがクリスマスの心躍る雰囲気に合っていた。さらに2ndシングル表題曲『ドレミソラシド』。センター小坂を中心に再び花道に広がり、キャノン砲によるド派手な紙吹雪の演出も加えてパフォーマンスした。

そしてけやき坂46時代からライブには欠かせない楽曲『誰よりも高く跳べ!2020』。ファンもメンバーもテンションが最高潮にのぼり、そのままの勢いで人気曲『キツネ』へ。センターの小坂や河田陽菜、加藤史帆が床下から一気に跳び上がる演出では、自分の身長さえも超えるような跳躍を見せ、本人たちさえも驚いた顔を見せた。

キャプテンの佐々木から「みなさんへの今年の、今までの感謝を込めて、おひさまを思って、歌わせていただきます」という曲フリから、『知らないうちに愛されていた』を歌唱。歌詞に登場する、自分を支えてくれた大切な人にファンをなぞらえ、最後は会場と一緒に手を振って一体感を醸成した。

ここで再びVTRが流され、齊藤京子が冒頭でしたためた願い事の内容が、「こんな幸せな時間がいつまでも続きますように」というものだったことが明かされる。

本編が終了し、アンコールへ。ツアーTシャツを着て出てきたメンバーたちは、デビュー曲『キュン』を歌唱。四期生も合流して、初めてこの楽曲をパフォーマンスし、人数が増えてパワーアップした新しい日向坂46を印象づけた。歌い終わってから、昨年は配信でこの「ひなくり」を見ていたという四期生の山下葉留花は、「こんなにもおひさまのみなさんと距離が近いなんて思ってなかったので、びっくりしてます」と感想を述べた。

今回センターを務めた齊藤は「毎回、ひなくりの公演が思い出がひとつひとつあるので、今日も思い出に残るライブになったと思います」とライブを総括した。

ここで、キャプテンの佐々木が「今日はまだここに出ていないメンバーがいますね」と、卒業を発表している二期生の宮田愛萌を呼びこんだ。

大胆に肩を出した黒の大人っぽいドレスを着てステージに上った宮田は「しんどいなって思ったときに、なんかのタイミングで(柿崎)芽実さん(=卒業)が『疲れたね』って何気なく言ったんですよ。それが私すごいうれしくて。あとは、しんどいときに(井口)眞緒ちゃん(=卒業)がずっと面倒を見てくれてたんですよ。眞緒ちゃんも大学行ってたから、『大変だよね』って。話聞いてくれて、一緒にご飯いっぱい連れてってくれて」と卒業生の名前を出して感謝の言葉を口にした。

また、「みんなのことほんっとーに大好きで、大切で、たぶん一生忘れないし。みんなに何か私のかけらがちょっとでも残ったらいいなってことは、すっごく思います。私ほんとにたぶん、ちょっと引くほどみんなのことめっちゃ好きなんですよ」とファンへの愛を述べた。

最後に「私は何があってもメンバーの味方でいるって思うし、絶対にメンバーがこれからすごい楽しかった、日向坂で良かったって卒業するようなグループになってくれたらいいなってほんとに思ってます。そのためにもおひさまのみんなの力がすごい必要だし、みんなが支えてくれればもっともっと良いグループになるって信じてるので、これからもよろしくお願いしします」と締めくくった。

その後、同期の二期生を呼び出すと、「おもてなし会」で宮田が二期生の癒やしになったことや、一緒にユニット曲をもらった河田の涙ながらの思い出語りが披露された。ここで富田の発案で、宮田の好きな曲をアカペラでプレゼントすることに。リクエストの『君のため何ができるだろう』が歌唱されると、宮田は思わず涙。それを見た丹生や松田も次々と涙腺が崩壊していった。

他のメンバーも再びステージに登場し、最後は小坂から「愛萌は、二期生で最年長でここに入ってきてくれて。二期生ってまだ若かったので、まとめるのが難しかったと思うんですけど、それでもいつも、みんなの中心に立ってまとめてくれたし。この約5年間、みんなで一緒に過ごした時間もそうだし、愛萌が頑張ってきたことはほんとに、ものすごくおっきいもので、日向坂にとって。おつかれさまと、もうほんっとうにありがとうの言葉をかけたいなと思います」とメッセージを送った。

最後の曲は『JOYFUL LOVE』。宮田も含め、トロッコにソリのパネルを貼り付けた「ソリッコ」にメンバーが乗り込み、会場を一周する。曲終わりで、ひとりステージに残った宮田は、感極まった様子で「日向坂になってよかったかもしれない」と口にし、深いお辞儀をしてステージを後にした。

今年、日向坂46がファンの前に立つ機会はこれが最後となるが、年末には4回目の「NHK紅白歌合戦」出場も控えている。さらに来年2月11・12日には四期生による「おもてなし会」が、4月1・2日には横浜スタジアムで「4回目のひな誕祭」が行われる。総勢32人となった日向坂46は、より一層の活躍をファンに予感させ、年末恒例のクリスマスライブを終えた。

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