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UPDATE|2022/09/28

野口衣織が悩めるヒロインを好演、=LOVE・≠ME出演SPドラマは驚きのSF展開

アイドル番組定点観測 第187回

雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。第187回となる今回の観測期間は9月20日(火)~9月26日(月)。

【関連写真】野口衣織、1st写真集で見せたなめらか美肌の水着ショット

先日代々木第一体育館で5周年コンサートを開催した=LOVE、そしてその姉妹グループである≠MEのメンバーが出演したスペシャルドラマ『もしも、この気持ちを恋と呼ぶなら…。』(ABCテレビ)が9月23日(金)に放送。指原莉乃がドラマ用に書き下ろした楽曲の歌詞をベースに制作された物語を、両グループからオーディションによって選出されたメンバーが演じました。

とある女子高の体育館で練習に励むバドミントン部の面々。ダブルスのペアに選ばれたエース・小峰有希(≠ME・冨田菜々風)と2番手の鈴野日南(=LOVE・野口衣織)は徐々に打ち解け合い仲を深め、プレーでチームメイトを圧倒。しかし有希がうれしそうに彼氏と話す姿を見て、日南はスマホ片手に思い詰めた表情をのぞかせる……というのが当初公開されていたあらすじの要旨。なので「部活系友情ストーリーかな?」と思って見始めたら、まさかの星新一的SF展開でびっくり!

地上波放送が関西ローカルだったことと現在TVer・GYAO!で配信中ということも配慮して物語の詳細や結末は伏せますが、切なさ・喜び・とまどい・罪悪感などいろんな感情に翻弄され葛藤の中で揺れる日南を演じた野口の表現力は素晴らしかった!(さすが昨年『イコノイ、どーですか?』の演技力対決で優勝し「令和の浅野温子」と評されただけのことはある) しかも対となる有希が純粋で真っすぐなキャラクターだったことで余計に対比が際立ち、終始ぎゅっと心を締め付けられた50分でした(せつなかったけれど、有希と日南がおうちで仲良くキャッキャとお菓子を食べたりスマホ動画を見たりするシーンは愛おしかったですね。でもテレビゲームの場面だけは2人とも素だったような?)。

AUTHOR

左藤 豊


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