FOLLOW US

UPDATE|2022/09/15

『個人差あります』鶴田真由、大浦龍宇一と26年ぶり共演「お互い大人になったからこそできた」

鶴田真由

土ドラ『個人差あります』(東海テレビ)が、8月6日(土)から9月24日(土)に放送されている。今回、新川優愛演じる小説家・苑子の担当編集者・菊原順子役の鶴田真由のインタビューコメントが届いた。

【写真】『個人差あります』で新川優愛演じる苑子の相談に乗る鶴田真由、ほか第7話場面カット【7点】

土ドラ『個人差あります』は新川優愛、夏菜、白洲迅のトリプル主演で、突如性別が変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語。鶴田真由が演じる菊原順子は、公私共に苑子(新川優愛)の相談に乗り、時には厳しく接し、スランプ気味の苑子から創作意欲を引き出そうとすることも。そして、晶(夏菜)との関係を悩む苑子に、スミレ(大浦龍宇一)を紹介した人物でもある。

第6話では、家を出た苑子(新川優愛)と、仕事に没頭する晶(夏菜)、それぞれの葛藤が描かれた。お互いに相手を思うからこその夫婦の選択は、周囲の助言もありさらに迷宮に…。最終話まであと二回、第7話を前に菊原への思いを話す鶴田が、26年ぶりに共演した、大浦との間で感じた印象的なシーンも語った。

──菊原を演じる際に意識した事は…?

鶴田 菊原は苑子を作家としてだけではなく、精神的にも成長を促していくようなメンターのような立場です。酸いも甘いも経験している彼女の生きざまみたいなものがセリフににじみ出てくるといいなと思いながら奮闘しています。

──見識や交遊も広く、悩める苑子にスミレを紹介しますが…?

鶴田 菊原は個性を受け入れる許容量の大きい人だと思います。人をカテゴリーで見ていないですし、その人はその人として受け入れている。きっと個性的な作家さんや、いろんな人にも会う機会がある仕事でしょうから、そういう彼女の性格はその中で学んできたことなのだろうと思います。

──物語を読んだ感想をお教えください。

鶴田 いろいろな人の目線に立って考えられる、とても深い台本になっていると思いました。重く描いていないところがいいと思いました。

──印象に残っているシーンは…?

鶴田 スミレとのシーンです。実は大浦さんとは26年ぶりの共演で(1996年放送のドラマ『君と出逢ってから』)本当、あっという間に月日が流れていて驚いています。でも今回のシーンはお互い大人になったからこそできたお芝居だと思いました。お互いに経験してきた、目には見えない積み重なったものを、どこか共感し、共有できているような。そんなところが菊原とスミレの間にもあると思います。多くは語らなくても、行き交う心のやりとりのような感じがとても印象に残っていて、昔の私たちではできなかったかもしれないですね。

──苑子に厳しさと優しさを持って接する菊原。鶴田さんが思う「思いやりの気持ち」とは…?

鶴田 私もなかなかできないですが、相手の立場に一回立ってみることと、その状況を俯瞰で見ることだと思います。感情で物を言い過ぎないことも大事かな。そういう時は状況がちゃんと見れていないですからね。

──視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

鶴田 このドラマは色々な性別の人が登場します。人は性別に限らずどの人も人それぞれ。十人十色なのです。だから、何かのカテゴリーに当てはめることなく、その人をその人ごと受け入れることが大切なのだと改めて思いました。簡単そうでなかなか難しいことなのかもしれません。でも、それが出来たら世界は色々な色の素敵なモザイク画になりますね。『個人差あります』とはそういう意味なのだと、私も演じながら勉強させてもらっています。

【あわせて読む】土ドラ『個人差あります』新川優愛が共演者を語る「夏菜さんは少年のような雰囲気でかっこいい」

RECOMMENDED おすすめの記事