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UPDATE|2022/08/04

白洲迅が“突然女性になってしまう”夫役を熱演「どんな役柄も責任感を持ってやらなきゃ」

白洲迅 撮影/武田敏将

「ある日夫が、女性になったら…!?」俳優・白洲迅が、突如、性別が変わってしまう“異性化”に翻弄される夫婦の物語、土ドラ『個人差あります』(8月6日23:40よりスタート/東海テレビ・フジテレビ系全国ネット)で、夏菜、新川優愛と共にトリプル主演を務めている。“異性化”前の男性という特殊な役柄を、どう演じたのか?

【写真】白洲迅が“突然女性になってしまう”夫役を熱演【13点】

──白洲さん、夏菜さん、新川優愛さんがトリプル主演する『個人差あります』は、白洲さん演じるサラリーマンの磯森晶が、身体的性別が変わって夏菜さんになってしまい、心は男性のまま見た目は女性として社会復帰するというぶっ飛んだ設定のドラマです。二人一役を演じるにあたって、事前に夏菜さんと役のすり合わせなどはしましたか?

白洲 晶の妻・苑子を演じる新川さんも交えて、撮影前に3人でリハーサルをさせていただいたんですが、お互いの芝居を見た時に、ちゃんと話し合ったり、深いところまでガチガチに決めたりしなくても、夏菜さんとだったら自由に演じて成立させることができそうだなという手応えがあったんです。「眉毛を描くしぐさは一緒にしよう」とか、テクニカル的な部分での話し合いはありましたけど、どういう風に晶を作っていくかみたいな話はしなかったです。なので、役作りとしては何かを用意して作り込んでいくみたいなことはあまりなく、台本から受けた印象を自分なりに表現していくことで今は進められています。

ただ、やればやるほど難しさが分かっていく役だなと、撮影が進むにつれて、より感じているところです。こんな境遇はありえないことではあるんですけど、だからこそ一つひとつのセリフに重みをもたせることが大切だなと思いますし、迷いながら演じることが正解なのかなと感じています。

──もともと白洲さんは、しっかり役作りをして撮影に臨むほうですか?

白洲 作品にもよりますけど、あまり決めないことのほうが多いですね。もちろん事前に勉強できることはちゃんと勉強していきますけど、実際に現場に行ってみないと分からないことのほうが圧倒的に多いので、役としては現場で作っていきたいんです。ドラマは1シーンにかけられる時間も少ないので、少ないテストの中で自分が出せるものをしっかり出して。相手の俳優さんがどういう風に出てくるのか、監督はどういう風に思っているのか、そういうものをすり合わせていく時間が、ドキドキはしますけど楽しいところですね。

──俳優としてのやりがいはどんな時に感じますか?

白洲 応援してくれる方、見てくれる方の声が届いた時です。たまにファンレターをいただくんですが、「あの役を見て、こういうものを目指すようになりました」とか、「刑事役を見て、警察学校に入りました」とか、そんな声が結構あるんですよ。ものすごくうれしいことでありつつ、それだけ人の人生に影響を及ぼすので、生半可な気持ちではやれないなと思います。だからこそ今回の晶もそうですが、どんな役柄も責任感も持ってやらなきゃいけないし、その分、何かをやり遂げたなと思えたときの達成感は大きいです。

AUTHOR

猪口 貴裕


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