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UPDATE|2022/08/04

白洲迅が“突然女性になってしまう”夫役を熱演「どんな役柄も責任感を持ってやらなきゃ」

白洲迅 撮影/武田敏将



──映画、ドラマ、舞台に引っ張りだこですが、お忙しい中、次の役柄に移行するのは大変じゃないですか?

白洲 役が抜ける抜けないというのは、よく話題に上がりますけど、僕はそうでもないんですよね。全くないかと言われたらあるんですけど、作品ごとに台本も違いますし、スタッフさんも違います。環境が変われば、そんなに役が抜けない、引きずるみたいなことはないですね。

──白洲さんにとってターニングポイントになった作品を教えていただけますか。

白洲 ターニングポイントだなと思う瞬間は幾つもあるんですけど、2014年に出演した『ごめんね青春!』という宮藤官九郎さん脚本のドラマですかね。がっつりコメディーだったんですけど、僕の役が、唐突に3択クイズを出すキャラクターだったんです(笑)。僕は根がクソ真面目なので、「なんでこいつは、このタイミングでクイズを出すんだ?」「どういう風に気持ちを持っていったらいいんだ?」と真正面から答えのないことにぶつかっちゃって……。最後まで迷いながらやっていましたけど、いい経験になりました。真正面から役に対して向き合う姿勢の大切さを学んだと思います。

──改めて『個人差あります』の見どころをお聞かせください。

白洲 人それぞれ固定概念というか、いろんな考えをお持ちだと思いますが、「異性化」という突拍子もない設定のおかげで、無駄なフィルターみたいなものを取っ払うことができると思うんです。それは演じる僕もそうでしたし、視聴者の方にもそう思ってもらえるはずです。男目線であったり、女性目線であったり、両方の目線であったり、いろんな目線があると思うんですけど、異性化するからこそ、そこが曖昧になっていきます。また夫婦関係を描いた作品ですが、ひいては人間関係のお話でもあります。

恋人、友達、会社の同僚、クラスメイトなど、人間関係には千差万別ありますが、現代社会に生きる全ての人に伝わるものがあるんじゃないかと信じて作品を作っておりますので、ぜひ見てくれたらうれしいです。

スタイリスト/ 星翔子
ヘアメイク/ 枝廣優綺
持道具/北川幸江

【あわせて読む】白洲迅と夏菜が二人一役で”夫”役、ドラマ『個人差あります』のメインビジュアル完成
AUTHOR

猪口 貴裕


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