――ここまで敷居の低いコスプレイベントは珍しいのではないでしょうか。真中 そうですね。最近のコスプレ会を見ていると、参加費の値段が上がったり、有名な方しか作品を出せなかったりなど、年々ハードルが上がっているのを感じます。新しくコスプレを始めたい子や表現したい子、新規で作品作りしたい子などがチャレンジしやすい場を作ってあげたいという気持ちもありますね。
――真中さんは普段、「大人のデパート エムズ」の広報として働いていますし、土日はコスプレイヤーとしても活躍しています。こうしたイベントの主催は大変ではないでしょうか。真中 昔から主催をやっているのもあって、こういうお祭り事が好きなんです。「Charapa+」は入場料を千円にしているのもあって、正直イベントとして利益は出ないんですが、カメラマンさんやコスプレイヤーさんが交流できる場が好きですし、利益度外視でやろうという実行委員たちが集まって、昔の文化祭っぽい雰囲気を目指しています。
――イベント主催者の視点から見て、コスプレイヤーさんが作る作品で、最近の傾向って何かありますか?真中 グラビアっぽいナチュラルな感じになってきた印象です。私自身、昔はアニメやゲームのコスプレをメインにROM写真集を作ってきたんですけど、最近はアニメを見ていないお客さんも増えているので、アニメのコスプレをしても分からなかったりするんですよ。なのでコスプレとグラビアが合わさったような、彼女っぽいナチュラルな雰囲気のほうが、お客さんの需要も高いのかなと思います。
――ようやくコロナ禍も落ち着き、様々なイベントが復活しています。今年は真中さんも主催イベントを増やしていくのでしょうか?真中 増やしたいですね。コミケやコスホリなどの即売会も復活して、私もコンスタントに作品を作っています。私自身、コロナ禍前はカフェイベント、即売会、撮影会などの主催を積極的にやっていたので、またコンスタントに開催していきたいですね。
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