累計300万部突破の大人気コミックス『明日、私は誰かのカノジョ』（作・をのひなお）が、ついに実写ドラマ化する。コンプレックスゆえに整形やパパ活などに依存してしまう女性たちのリアルな感情を描く本作。今回、幼いころに負った顔の火傷
痕に悩みながらも、レンタル彼女として働く大学生、雪を演じる女優の吉川愛に、役作りや意気込みについて話を聞いた。ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』(MBS/TBS系)は4月12日(火)より
放送中。（前後編の前編）（前後編の後編）
【前編はこちら】女優・吉川愛が語るドラマ『明日カノ』のリアル「女の子たちの心の声に衝撃を受けるかも（笑）」【写真】『明日カノ』でレンタル彼女として働く大学生を演じる吉川愛＆ドラマ場面写真──「いろんな女の子が出てくるのが見どころ」とお話していらっしゃいましたが、登場する女の子たちの心情がリアルなところも本作のポイントですね。吉川 そうなんですよ。全く同じコンプレックスではないにしても、リアリティのある悩みというか、共感できるところがたくさんあって。整形とかホストクラブとかだけじゃなくて、友だちとの距離感とか。女の子には共感できるポイントがたくさんあるんじゃないかなって思います。
──さまざまなタイプの女性が出てくるというところで、もし吉川さんが付き合うとしたら、誰を選びます？吉川 えー、難しい！ でも、やっぱり自分が演じている雪ちゃんかな。リナちゃん（横田真悠）はいろんな人にいい顔しちゃうタイプだから不安になると思うし、ゆあちゃん（齊藤なぎさ ＝LOVE）は病み深いからなかなか難しそうだなと思います（笑）。萌ちゃん（箭内夢菜）はちょっと怖いなって思うんですよね。さばさばしすぎていて、正論を言われまくりそうだし。そういう個性的な部分も観ていて面白いところだと思います。
──吉川さん演じる雪は、レンタル彼女として誰かの彼女を演じることが心のよりどころ、といった部分がありますが、子役から活躍されている吉川さんにとって、演じることとは？ どんな意味を持っていますか。吉川 私にとっては、もうずっとやっていることなので人生そのものですね。日常の一部になっているような気がします。それはいいところでもあって、悪いところでもあって。プライベートでも演じちゃうところがあるんですよね。無意識なので、気付かないことも多いんですけど、人によって変えちゃうところがあって。
演じることって人を観察したり、その役を深掘りしてよく考えることなので、プライベートでも人のことをよく見てしまったり、「今、こういう風に思ってるな」って感づいちゃうんですよ。それをすぐに感じ取ってしまう分、「こういうことを求められているのかな」とか、つい考えてしまうところもあったりして。いい面ももちろんあるんですけど、その考えちゃう癖みたいなものはなくしたいなって思います。
