リアル姉妹ユニット・femme fataleの戦慄かなのと頓知気さきなが、3月30日（水）より発売中の『LARME』052 Spring（LARME）にて初のペア表紙を飾っている。同誌の特装版には、戦慄・頓知気それぞれの48ページ写真集が付属。ファッション誌の撮影が苦手で、写真集の撮影中に涙してしまったという戦慄と、もともと露出は苦手だったが、今回の写真集で「一番肌を見せた」という頓知気。今回のインタビューでは、実姉妹ながらベクトルの異なる魅力を放つ2人が、各々のこだわりを持って挑んだ撮影を振り返ってもらった。（前後編の前編）
【写真】戦慄かなのと頓知気さきなの撮り下ろしカット【8点】──まずは今回の撮影の感想をお聞かせ下さい。戦慄 私はそもそもファッション誌とかのモデルの仕事は苦手なんです。表紙も初めてだし、フォトブックとか写真集とかも出したことがないんですが、今回は48ページの写真集が付いてくるんですよ。だからすごく嫌でした（笑）。苦手だから撮影中には泣いちゃったりもしたぐらいなんですけど、なんとか撮り終えました。かわいく編集もしてもらえたので、本当に大事な一冊になりました。
──泣いてしまったのは、撮影への緊張からですか？戦慄 緊張というより、私の顔で48ページ持つわけがないと思ってしまったんです。表情のバリエーションもいっぱい出せるようなタイプではないから、ずっと真顔をしていたら「これでいいわけないだろう」と、勝手に自分の中でワーッとなってしまって。でもそうしたら、その泣いている写真が写真集に使われてしまって。涙が流れる寸前で目がウルウルなんですが、意外とファンの方には一番好評な写真になったんです（笑）。
──撮影にあたっては準備もしたんですか？戦慄 スタジオとか小道具に頼らないシンプルな雰囲気だったので、自分でバリエーションを出せないといけないと思って当日パニックになってしまって。それで「これでいいわけない」って自分で思い込んでしまったんですよね。
──頓知気さんはいかがですか？頓知気 私は楽しかったです（笑）。
戦慄 すごくかわいいんですよ。頓知気は普段からグラビアをやっているんですけど、それを含めても今回が一番肌を見せたんです。
──では、もともと撮られるのに抵抗があるほうではなかったんですね。頓知気 写真のお仕事は結構好きですね。グラビアも好きだし、ファッション誌の仕事も好きですね。最初は緊張したり不慣れな部分があったりしたんですけど「嫌だ」というのはないですね。
