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UPDATE|2022/03/18

ジョイマン高木が語る“一発屋芸人”時代「受け入れることができなくて、外を歩くのも嫌でした」

ジョイマン高木 撮影/武田敏将



──ブレイク時より、かなりフォームが変わってますね。

高木 はい(キッパリ)。高く跳びたいので。

──跳躍力以外で気になったのが、最近、ツッコミの池谷さんは「なんだこいつ~!」しか言わないですよね。

高木 気づきました? 池谷は「なんだこいつ~!」以外のツッコミを捨てたんです。営業先でとにかく明るい安村さんから「全部を『なんだこいつ』にしたら面白いんじゃないか」と言われて、『ドリーム東西ネタ合戦2022』(TBS系)の「ちょうどいい芸人」枠に出していただいた時に試したんです。ぶっつけ本番でやったら、芸人さんたちが「もっと言うことあるやろ」とガヤを入れてくれて面白くなったんです。ただ、エゴサーチしたら「こんなに『なんだこいつ』しか言わなかったか?」「ラクしすぎだろう」と視聴者の反応は良くなかったけど(笑)。

「なんだこいつ~!」の音量も上がっているんですよ。営業で大声を出すと、ステージを観てない人が「何か変なことが起きてるんじゃないか」と振り返ってくれるので。

──「ななななー」のネタはかなりアップデートされているんですね。

高木 ブレイク時に生まれていない子どもたちは、今のジョイマンしか知らないんでしょうね。

──小島よしおさんみたいに子どもに向けてネタを作ろうとは思わないんですか?

高木 「ラップで暗記できるようなネタをやったほうがいいよ」と言われることもあるんですけど、今はジョイササイズに力を入れてます。「ななななー」の動きでトレーニングしてもらおうと、野田クリスタルのクリスタルジムで教えているんです。

──どのくらいの方が受講されているんですか?

高木 なななな7人、イェイ! 今はオンラインでやっているから7人だけど、対面でやるようになれば増えると思うんです。絶対に楽しいから。

──もちろんネタも続けていくんですよね。

高木 もちろんです。年を取ればとるほど面白くなるネタだと思うんですよ。70歳、80歳で「ななななー」をやりたい。その頃にもっと跳躍力が上がっていたら面白いじゃないですか。

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