──最近は本格的なラップをやる芸人も増えましたが、高木さんはどう見てますか?
高木 すごいと思います。僕にはできませんから。ただ、あれをやってしまうとジョイマンじゃないんです。あえて上手くならないようにしている部分もあります。
──『かまいがち』(テレビ朝日系)でのかまいたち山内さんとのラップ対決も面白いです。
高木 やってる時は何が面白いのか全然わからなくて。面白くなっているとしたら、かまいたちのおかげです。ありがとう、ししとう。
──最近はネタ中の高木さんの跳躍力が上がっている印象があります。
高木 吹き抜けのショッピングモールでネタをやることがあるんですけど、「2階にいる人と目が合いたい」と思って高くジャンプしているうちに、跳躍力が上がってました。その分、ネタのテンポが遅くなっているので、「遅くなってるじゃん」と指摘されるんです。
──けっこう気づく人がいるんですね。
高木 「前のほうがよかった」と言う人もいるんですけど、僕はもっと高く跳びたい。目的が笑わせることより高く跳ぶことに変わってきているんです。
──年齢を重ねると跳躍力は落ちそうなものですが。
高木 番組の企画で、僕の跳躍力を調べたら「モンスターボックスの池谷直樹さんと同じ記録です」と言われたこともあるんです(笑)。
──すごい(笑)。
高木 もっと高く跳べるようにアスリートの方にもアドバイスをいただきました。上半身と下半身を連動させることが大事で、肩を上げて、上を見るといいそうです。こういう感じで(ジャンプして見せる)。