――「カメラが回っていないところではナチュラルな自分」ということは、カメラが回り始めればすぐに妄に切り替えられる、と?
柳 はい。というか、全員そうなります。カメラが回り始めた途端「おおっ、そう来るか!」と思うくらいみんな変わり様がすごいので(笑)。
――確かに『賭ケグルイ』の登場人物は全員キャラが濃いですもんね。
柳 そうなんですよ。みんなぶっ飛び具合がすごいので、実は本番中も笑いを我慢するのに必死だったりします。
――同世代の役者が揃うとやはり刺激を受けるのではないですか?
柳 刺激しかないですね。ライバル心を持ちながらの“芝居合戦”のような雰囲気なので、楽しいし緊張もします。
――「負けたくない」という気持ちも?
柳 ありますね。役柄的にも私は妄という激しいキャラクターなので、「負けちゃいけない」って思いはありました。でもみなさんのお芝居もすごいので、私も「もっと熱量を上げていかなきゃ!」と。きっと出演者全員そういう意識で臨んだんじゃないかなと思います。