6月1日(火)公開の『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』に生志摩妄(いきしま・みだり)役で出演する女優・柳美稀。ギャンブル狂の妄とは正反対で、普段は人見知りのゲーマーだと言う柳だが、その素顔は一体……?
【写真】『賭ケグルイ』では生志摩妄を熱演、柳美稀の撮り下ろしショット&映画場面カット――柳さんは先ほど「妄と自分は性格が正反対」とおっしゃっていましたが、自分で自分はどんな性格だと思いますか?柳 一言で表すと「陽の中に陰がある」。パッと見は“陽”だけど探ってみると実は“陰”の人間なんだ、みたいな。妄とも一見似ている部分はあるんですよ、「好きなものには一直線」というのは共通していると思っていて。例えば私はゲームがすごく好きで、何時間もずーっとやっちゃいます。
――噂によるとバトルロイヤルゲーム「エーペックスレジェンズ」には相当のめり込んでいるとか。柳 はい、「エーペックス」や「モンハン(モンスターハンター)」は愛しております。生きがいです! ただ、ゲームをしていると「私は妄とは違う生き物だな」って感じます。私、攻められなくて(笑)。プレーが保守的なんですよ。味方に合わせてカバーリングに回ったり、自分が死なないようにうまく射線を切って展開したり……。
――確かに、妄だったらリスクを無視して攻めていきそう。柳 ですよね。だからそこは正反対だな、って。あと私、年を重ねるごとに人見知りになっている気がします(笑)。10代の頃は「これが私だから」「これを受け入れてもらえないなら、それでいいや」というスタンスで人と接することができたのに、最近は仲良くなることはできてもさらにもう一歩踏み込むことができなくなっちゃって。
――それには何か理由やきっかけが?柳 う~ん、なぜでしょう? でもたぶん、友達が増えたことで「この人たちがいなくなったら嫌だ」と思うようになったからなのかな。「親しき仲にも礼儀あり」と言うし、踏み込み過ぎて友達が離れていったら困るという気持ちの表れかもしれません。
――なるほど。でもそれは決して悪いことではなく、「昔は自分本位だったけれど、今は相手の気持ちに立って考えられるようになった」という良い意味での変化ではないでしょうか。柳 それは良く言い過ぎな気がします(笑)。まぁ自分のこういう部分も「ある意味人間らしいのかな」って思っていて、嫌いではないです。