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UPDATE|2020/01/22

相楽伊織「乃木坂46在籍中に学んだのは“考えること”、それは卒業後の今も生きている」

相楽伊織 撮影/松山勇樹


──なぜ相談しなかったんでしょうね。

相楽 同じ環境にいると、同じことで悩んでいるものなんです。それを相談したところで、答えは出ないんだろうなと思っていました。自分のことでも悩むし、周りのことでも落ち込むし。「今日はあの子、元気ないな」と感じると、自分のことよりそっちが気になってしまったり。今は自分ひとりだから、自分にだけ向き合えばいいんです。

──グループの中にいると、どうしても比較されてしまいますよね。卒業後に、比べられることから自由になったと感じることはありますか?

相楽 たしかに、以前よりは気にしなくなりました。今はインスタグラムでしかつながっていないので、私のことを好きでいてくださる方の温かいコメントに包まれています(笑)。

──アイドルって卒業がつきものですよね。その後、生まれ変わらなくてはなりません。卒業ってどんなものだと考えていますか?

相楽 リセットだと思います。16歳から活動を始めて、いろいろな経験をさせていただいて、すごく恵まれた環境にいて楽しかったんですけど、自分のこれからを考えた時、分岐点を20歳にしたかったというのが大きくて。それで卒業を決意しました。乃木坂46はグループとして大きく成長しているけど、その中にいる自分は成長できていないと感じたんです。立ち位置的にもそうだし、人間的な成長もしていないなって。そのためにはリセットが必要だなと思いました。

──卒業を決意して、メンバーに報告しましたか?

相楽 はい。北野日奈子、伊藤純奈、川後陽菜、伊藤かりんちゃんには先に報告しました。中田花奈ちゃんや秋元真夏さんにも。
AUTHOR

犬飼 華


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