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UPDATE|2024/06/08

大野真依“日本一美しいドラマー”ができるまで「ハイエース一台で8ヶ月かけて全国行脚」

大野真依 撮影/たむらとも

今年3月に大阪・福岡のZeppツアーを開催し大盛況を呼んだ、今最も勢いを感じさせるガールズバンド「きみとバンド」。四者四様の個性が光るバンドメンバーの中、ドラマーの大野真依は今、「日本一美しいドラマー」として、バンド活動以外にもグラビアやモデル、女優、インフルエンサーとしてマルチに活躍している。きみとバンドのドラマー、グラビア、この二つの活動について伺いながら、彼女の精力的な活動の根源について迫った。

【写真】“日本一美しいドラマー”大野真依の撮りおろしカット【10点】

──きみとバンドのドラマー、グラビアと双方の活動が活況。今では「日本一美しいドラマー」として大注目を集めていますが……。

大野 ん~(苦笑)。

──その反応が全てを物語っていますね(笑)。

大野 メディアにたくさん取り上げていただくようになってから、気づくとそう呼んでいただけるようになったんです。当然「そんなわけないだろ」って思われる方もいらっしゃるし、ガッカリされることもあります。私自身も全然当てはまらないなって思っていますね。

けど今となってはそれでも良いのかなって思うようになりました。キャッチーな言葉ですし、私を知らない方がその言葉を通じて気になり、私やバンドを好きになっていただけたら嬉しいことですから。呼んでいただけるうちは、たくさんそう呼んでほしいですね(笑)。

──各所で求められていることに対しては、どういうお気持ちですか?

大野 今たくさんの場所に呼んでいただけるのは、嬉しさもありつつ本当に不思議です。モデルを志してこの世界に入ったのですが、全然仕事がない日々が三年ほど続いて。そこから気づいたらバンド活動が始まり、気づいたらグラビアもやっていて……。その時々に与えていただいたものを素直に受け入れて、それを頑張ろうという人間なんですよね。いただくお話しを受けていたら、気づくと今の私になっていたという感じです。

──来るもの拒まずの精神なんですね。

大野 もちろんNGもありますよ。パンスト相撲とかは無理(笑)!

──また特殊なNGですね(笑)。では、その“気づいたら”今の大野さんになる前のお話しを。元々芸能界への興味はあったんですか?

大野 中学生ぐらいからファッション誌を買うのが好きで、いつしかモデルになるのが夢になっていました。ただ、地元が愛媛かつ今ほどネットやSNSも発達していない時代だったので、どうすればモデルになれるかがわからなくて。ひたすら事務所さんに履歴書を送って、全部落ちるという日々を過ごしていました。

ある日、愛媛に大きな事務所ができるとネットで見つけて、「ここのオーディションに落ちたらこの夢は諦めよう、最後の挑戦だ」と応募したんです。

──そのオーディション、つまり「2017ネクストブレークオーディションin四国」で賞を受賞し、晴れてデビューとなりました。

大野 トントン拍子で雑誌のレギュラーとか決まるかな?と夢見ていたのですが、全然仕事がなくて。ひたすらライブ配信をする日々を過ごしていました。

AUTHOR

田口 俊輔

CREDIT

撮影/たむらとも


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