4月8日に発売した1st写真集『in bloom』(小学館)で初のセミヌードを披露して、大きな話題を呼んだグラビアアイドルの岡本杷奈。モデル、バラエティなど、グラビア以外にも活動の場を広げている彼女だが、この世界に入るまでは5年3カ月にわたってスーパーマーケットに勤めた過去もある。学生時代は高身長がコンプレックスで自分に自信が持てなかった彼女が、グラビアアイドルとして自身に存在価値を見出すまでの半生を振り返ってもらった。
【写真】岡本杷奈1st写真集『in bloom』アザーカット【11点】──もともと芸能の世界に興味を持ったのはいつ頃なんですか?岡本 小さい頃からモーニング娘。さんに憧れていて、中でも加護ちゃん(加護亜依)推しで、漠然とアイドルに興味を抱いていました。思春期になると、アイドルとはかけ離れた高身長になってしまい……。ただ「せっかくの高身長だし、モデルになったら」と言ってくださる人もいたので、モデルを目指して上京しようと、高校卒業後は東京のスーパーに就職したんです。それで働きながら、いろいろなオーディションを受けて、やっと3年前にご縁があって、今のお仕事に就かせていただきました。
──いつぐらいから周りより背が高いなと感じていたのでしょうか?岡本 小学校卒業時ですでに164センチありました。ただ福井県は高身長女子が多くて、その時点では気にすることもなかったんですが、私だけずっと背が伸び続けて、中高と女子の中では学校イチ背が高かったです。
──高身長ならではのコンプレックスみたいなのはありましたか?岡本 めちゃめちゃコンプレックスでした。身長測定があるたびに、「また伸びた……」と教室で号泣していました。みんなから「大丈夫だって! もう止まるよ」って慰めてもらっていたんですが、結局翌年も止まらずで。
何が嫌かって、「背が高い」ではなく、「デカいね」と言われることが多いこと。通りすがりの人にまで「デカッ!」と驚かれるんですよ。地元にいたときは、高身長がマイナスとしか思えなかったですね。でも東京では、私ぐらいの身長の女性って結構いるんですよね。
──むしろ羨ましがられることのほうが多そうです。岡本 そうですね。もし地元に残っていたら今も悩んでいたと思うんですけど、このお仕事を始めてから、長所だなと思えるようになりましたし、背の高い女性も需要があるんだなと気づくことができました。