過去の経歴を封印してのグラビア復帰には戦略があった。
「全部出しちゃうと、夢がないじゃないですか。SNSが流行り出して、プライベートを切り売りするのが当たり前になって、どんどん芸能人もYouTubeを始めて。そんな時代に逆行して、あえて謎の存在にするのは面白いんじゃないかなと思ったんです。そしたら『週刊ヤングジャンプ』さんから声がかかって、再び誌面を飾らせていただきました」
『週刊ヤングジャンプ』のオファーは、昔からの繋がりではなく、SNSに上げた写真がきっかけだった。
「グラビア復帰するときに、Twitterで発信すれば仕事に繋がるという確信があったので、カメラマンさんに撮影してもらった写真にタグ付けをして、どんどんアップしていました。その一つにREALISE(リアライズ)さんの競泳水着を着た写真があって、それを見て『週刊ヤングジャンプ』さんが連絡をくれたんです。
誌面でもREALISEの競泳水着を着たので、衣装クレジットにも名前を載せてくださいました。今ではグラビアでカルバン・クラインの下着を着るのは定番ですが、私はいち早く撮影イベントで着た自信がありますし、そうやって衣装も含めた自己プロデュースには意識的でした」
グラビア活動も軌道に乗り、撮影会などの仕事で上京することも多くなった。グラビア以外での案件でも東京に来る機会は増えているが、滋賀から離れる気持ちはない。
「離婚したときに大手事務所さんから声をかけていただいたんですが、条件は上京すること。でも私の活動方針として、まずは家族がメインなんです。生活する上で拠点が滋賀ってめちゃくちゃいいんですよ。子育てが手厚くて、琵琶湖を始め自然も豊か。交通の便も良い。少なくとも子どもたちが成人するまでは滋賀にいるつもりです」
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