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UPDATE|2023/12/04

坂道グループによる『新参者LIVE』閉幕、乃木坂46五期生がグループの歴史を背負い前進

乃木坂46

乃木坂46五期生、櫻坂46三期生、日向坂46四期生の坂道グループの新メンバー(新参者)が2023年11月3日(金)から12月3日(日)まで、1か月にわたり実施するロングラン公演『新参者 Live at THEATER MILANO-Za』。11月30日(木)に日向坂46四期生が、そして12月2日(土)に櫻坂46三期生がそれぞれの千秋楽公演を行ってきたが、このロングラン公演の大千穐楽となる乃木坂46五期生の最終公演が12月3日(日)、東急歌舞伎町タワーにある劇場・THEATER MILANO-Zaにて開催された。

【写真】11通りの個性を披露した乃木坂46五期生、ほか『新参者』公園写真【19点】

各グループ10公演ずつ、計30公演が行われるこのライブ、チケットは全公演即完売。これを受けて、各グループの最終公演ではネット生配信や映画館のライブビューイングも実施され、この日も乃木坂46五期生の勇姿を目撃しようと、多くのファンがモニターやスクリーンの前に集結した。

『Overture』に続いてメンバーが続々と舞台に登場すると、最後に井上和がステージ後方から姿を現す。そして、彼女が五期生はじまりの1曲『絶望の一秒前』の一節をアカペラで歌い、メンバー1人ひとりにスポットライトが当たっていき、パフォーマンスが本格的にスタート。躍動感に満ち溢れた楽曲に乗せて、11人のメンバーたちは時に笑顔を振りまきながら渾身の歌とダンスで観る者を惹きつけた。

曲を終えると、井上が「五期生11人で作る乃木坂46のライブ、見届けてください」と宣言。ここからは『制服のマネキン』『ガールズルール』『裸足でSummer』といったグループのヒットシングルが連発され、会場のボルテージが爆発的に急上昇する。各曲で中西アルノ、一ノ瀬美空、五百城茉央がセンターを務めることで、先輩たちが築き上げたオリジナルバージョンの魅力を踏襲しつつも五期生らしいオリジナリティも伝わり、10数年におよぶ乃木坂46の歴史が今も更新され続けていることが見て取れた。

MCパートで場が和んだあとは、日替わりで披露される楽曲が異なるユニットコーナーへ突入する。最終公演ではカラフルな衣装が可愛らしい『銭湯ラプソディー』(池田瑛紗、岡本姫奈、川﨑桜、菅原咲月、冨里奈央)、椅子を使った艶やかなダンスが見どころの『革命の馬』(五百城、井上、奥田いろは、中西)、オリジナルの“からあげ姉妹”にも負けず劣らずのシュールさを発揮する『無表情』(一ノ瀬、小川彩)といった、ユニット組み合わせの妙がきらりと光る選曲で観客を大いに楽しませた。

続いて、この『新参者』のために五期生が用意した企画「五期生 おひとりさま天国」パートへ。「乃木坂46の歴史を受け継ぎ、乃木坂46に新たな道を切り拓く」をテーマに、公演ごとに異なる“新参者=五期生”がたったひとりでステージに臨むこの企画では、自身が歌う楽曲に込めた思いが伝わるだけでなく、「自分が乃木坂46のために何ができるのか」と考えた上で1人ひとりが異なる演出にチャレンジすることで11通りの個性を披露した。

最終公演では五百城が『羽根の記憶』を、自身や同期メンバーの10年後に思いを馳せながら堂々と歌い上げ、中西は『マシンガンレイン』を乃木坂46加入前に習っていたというドラム演奏を交えて披露。それぞれの思いが強く伝わる好演に、客席からは惜しみない拍手が送られた。

「五期生 おひとりさま天国」企画のあとには、小川の「この曲が私たち五期生とともに成長していけるように、そして先輩たちが築き上げてきた乃木坂46の歴史をつないでいけるように、これからも私たちにできることに挑戦し続けていきます」という決意表明に続いて、彼女が初センターを務める最新五期生楽曲『いつの日にか、あの歌を…』を披露。過去の乃木坂46の振り付けが随所に散りばめられたダンスからも、彼女たちが長いグループの歴史を背負い、大切にしながら前進していこうとする思いが伝わってきた。


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