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UPDATE|2023/11/10

秋田汐梨「誰にも理解されたことがないかも」“人とは違う”休日の過ごし方

秋田汐梨 撮影/山田健史


──本作は、年齢も性別も違ういくつもの人生を、いくつもの顔をもって同時に生きる特異な人々が登場する物語ですが、秋田さんは自分自身について、他の人とは違うと感じていることはなにかありますか。

秋田 私は1人だと無駄な時間を過ごしてしまうので、予定のない休みがすごく嫌なんです。今お姉ちゃんと一緒に住んでいるんですが、お姉ちゃんは「1人でどこかに行けばいいじゃん」と言うんです。でも1人では行きたくなくて。だけど誘う勇気も出ない(笑)。これはあまり理解されたことがないかもしれません。

──1人で出かけることも誘うこともできないんですね。

秋田 他にもあります。高速道路で車から窓の外を見ながら木の数を数えちゃうんですが、それが奇数で終わると嫌なんです。意味がわからないと思うんですけど(笑)。

──わからなくもない気がします。

秋田 あ、本当ですか。終わる時に偶数だとうれしいんですよね。あとは、洗濯物とかを干す時にバランスが悪くてハンガーが傾くのがすごい嫌です。ピンチハンガーとかは均等にしたい。変なこだわりがあります(笑)。

──ありがとうございました。最後に改めて、公演に向けての現在の思いを聞かせてください。

秋田 まだ稽古の途中なので、どんな風に完成するのか私自身も楽しみです。「そういう演出の仕方があるんだ」と驚くような演出もあるので、イメージを聞いているだけでもワクワクします。見る人によって様々な感じ方をしてもらえる作品だと思っているので、何回でも見に来ていただいて、いろんな視点からの感想を聞かせてもらえたらうれしいです。

ネット上に書いてくださる方も多いので、それを見て「今日のお芝居だったらこう伝わるんだな」と発見に繋がっていくことも、私にとっての楽しみの1つです。

【あわせて読む】ミス週刊少年マガジン・夏目綾「“マンガ雑誌に載りたい”がグラビアの一番の目的だった」
AUTHOR

山田 健史

CREDIT

取材・文・写真:山田健史


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