FOLLOW US

UPDATE|2023/10/31

村山彩希、岩立沙穂、篠崎彩奈…柏木由紀卒業後のAKB48を支える10年以上在籍のメンバーに注目

(C)AKB48

10月20日から22日の3日間、AKB48が日本武道館でコンサートを開催した。初日には、第3期メンバーで17年間在籍している柏木由紀の卒業発表があり、最終日には、第19期オーディションの開催が発表されるなど、まさに、何度目かのAKB48の大きな節目、転換点となるようなコンサートだったのではないだろうか。

【写真】大好きな駅弁に舌鼓、満面の笑顔を見せる岩立沙穂【14点】

特に、今年は「異例の卒業ラッシュ」と言われ、柏木の卒業発表で35人目。エース本田仁美も来年1月での卒業を発表しており、AKB48の今後を心配する声も多く聞かれていた。しかし、そんな声をも吹き飛ばすような新たな試みが満載だった今回の武道館コンサート。3日間毎日異なるセットリストが組まれ、AKB48のこれまでの歴史とこれからの可能性を存分に感じられる内容となっていた。しかも、『ポニーテールとシュシュ』や『ヘビーローテーション』、『恋するフォーチュンクッキー』といったビッグヒット曲に頼ることなく、劇場での人気曲や隠れた名曲と言われるような楽曲が盛り込まれたセットリストに、新旧の多くのファンが歓喜した。

特に印象的だったのは、座長的な役割で、3日間立ち振る舞っていた小栗有以の姿だったが、選抜メンバーのみならず、全メンバーにスポットライトが当たるような構成と演出も注目すべきポイントだったと言っていいだろう。

17年間在籍していた3期生の柏木が卒業すると、次に歴が長いメンバーは12期生の最後の1人、佐々木優佳里まで一気に飛ぶ。柏木がどれほどの長い期間、AKB48の発展と成長に貢献し続けてきたのか、お分かりいただけるだろう。

12期生の佐々木の在籍期間は約12年半。次の13期生メンバーの在籍期間は約12年だ。13期生は、現在も3人のメンバーが在籍しており、武道館コンサートでも大いに存在感を放っていた。今回は、柏木が抜けた後のAKB48を、時に前から引っ張り、時には後ろで支えることになるであろう、そんな13期生の3人に注目してみたい。

まずは、村山彩希。何度も選抜メンバー入りしている村山は、3代目総監督の向井地美音、今年4月に卒業した岡田奈々、そして、既に卒業を発表している茂木忍との4人で、「ゆうなぁもぎおんチャンネル」というYouTubeチャンネルを展開。4人で企画し、撮影・編集もこなすなどのYouTuber的な活動もしつつ、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」では、決勝の常連メンバーとして名を連ねるなど歌唱力にも定評があるメンバーだ。

さらには、TBS系の「SASUKE」にも出演。日々、ストイックにトレーニングに取り組んでいることでも知られている。そして、そんな村山を語る上で欠かせない一番のストロングポイントは、「シアターの女神」との異名を持ち、AKB48劇場への圧倒的な出演回数を誇っていることだろう。シングル表題曲でのセンターこそないが、安定の選抜メンバーとして、総監督の向井地や小栗と共に、これからのAKB48の更なる飛躍には欠かせないベテランメンバーの1人。新体制移行後の劇場公演でも、後輩達をぐいぐい引っ張っていく姿に期待したい。

AUTHOR

南 喜一


RECOMMENDED おすすめの記事