これまでのグラビアとは、ポーズや雰囲気も全く違うものだった。
「今まではどちらかというとキャピキャピ! みたいな。無邪気なグラビアが多かったんですけど、今回はしっとりしたカットが多くて。浴衣を着て畳の上で撮影したり、蚊帳越しからポーズを取ったり、ちょっとレトロっぽい表現が多くて。どうしたら体のラインが美しく見えるんだろう、どうしたら胸の形が綺麗に写るんだろうと、初めて考えることも多くて、すごく勉強になりました」
2nd写真集のタイトルは『記憶の雫』。
「時空を超えた、タイムリープのような構成になっていて。幼い頃の描写もありますし、大人になってからの描写もありますし、そこが入れ替わるところが幾つもあるんです。青春を感じさせるようなエモーショナルな表現もあって。タイトル通り“記憶の雫”を感じさせる内容で、物語性があって、映画を観たような感覚になります。私自身、初校を見たときに鳥肌が立ちましたし、何度も見返して考察したくなるような作品です」
『記憶の雫』の発売が発表されると、大きな反響があった。
「ファンの方から、早く2nd写真集を出してほしいという声が届いていたので、早く言いたくてもどかしい思いもしたんですが、いざ発表すると、予想以上に喜んでくれてうれしかったです。先行カットが掲載された雑誌が出たときは、たくさんの反響をいただいて。これまで13年間活動してきて、なかなか世に知られる機会が少なかったので、改めてメディアの力ってすごいなと思いました。
今後も雑誌のグラビアには出続けたいですし、今回の写真集を通して、カメラマンとして女性のグラビアを撮りたいという目標もできました。男性と女性ではグラビアの表現も違うと思うので、そういう新しいことにも挑戦していきたいですね」
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